「春との旅」を見て来ました(5月23日)
映画は北海道増毛に住むおじいさんと孫娘春の物語です。春(徳永えり)の両親は離婚し、母親は5年前に自殺して、春は母親の父である忠男(仲代達也)と二人で暮らしていた。ところが春が給食調理員として勤めていた小学校が廃校になり職を失う。春はおじいさんの忠男を誰かに見てもらって、東京へ出て行こうと決める。忠男も春をいつまでも自分のために束縛していてはいけないと思う。そして忠男の兄弟のところを回って、おじいさんの面倒を見てくれるように頼む。ところがそれぞれのうちにも事情があり、忠男の面倒を見ることができない。次々と断られ、最後の弟にも断られ、春は父親に会いに行きたいという。そして北海道の牧場を経営している父の元を訪ねる。父は再婚していて、再婚相手の女性は忠雄に「わたしたちと一緒に住んでください」と言ってくれる。だが、その申し出を断り、春は祖父忠男と増毛町で暮らすことを決めて増毛に帰ることに。
忠男の兄弟に大滝修二、淡島千影、柄本明。それらの配偶者役には菅井きん、田中裕子、美保純、そして春の父親は香川照之、その妻に戸田菜穂という豪華キャストだった。
徳永えりのあの歩き方、田舎の子らしい純情さがきらりと光る映画だった。もちろん仲代達也の名演技は言うまでもない。久しぶりにいい映画を見ました。
主演の仲代さんは、才能ある監督が次回作に繋げられる様に大ヒットを強く願っているとコメントがありましたが、ご自身もこの作品を本当に大切にされているようですね。
感動冷め遣らず、この思いを共有したくPCに向かいましたが、素晴らしブログですね。今後も参考にさせていただきます。
人は一人では生きてい行けない。お互いに支えあって生きていくのが人間だということをおしえられたいい映画でした。