「ステキな詩に会いたくて」を読みました(8月11日)
水内さんが会った詩人は谷川俊太郎さん、まどみちおさん、新川和江さん、岸田衿子さん、黒木瞳さん、糸井重里さん、俵万智さんなどすごく幅広い人たちです。そして54人みなさんの写真が載っていて、水内さんは「この人と会って、こんなことを話したんだ」とイメージがふくらみました。
阪田寛夫さんとの対談のところで、「詩集をもらったものに対して「返信などどうか無用」と配慮をされることに頭が下がる思いでした。」と書かれており、今日水内さんからもらった本にも「こちらから勝手に送付させていただきました。返信など気になさいませぬようお願いします。」と書かれた手紙が同封されていました。でもせっかく送ってもらったので、ブログで紹介することにしました。
私がこの本の中で感動したところを二つ紹介させていただきます。
最初は折原みとさんとの対談のなかで紹介された折原さんのエッセイ『たくさんの天使たちへ』の中の「欠点が多ければ多いほど、これから変われる可能性が大きいし、わからないことが多ければ多いほどこれから知る楽しみがいっぱいあるでしょう?」という言葉です。欠点だらけ、無知な自分にこれほどやさしい言葉はないと思いました。
二つ目はみつはしちかこさんとの対談の中でみつはしさんが言われた「元気が出るもの、生きていてよかったと思うことができるものを書きたいと思います。言葉の力はすごいですよね。気持ちが明るいほうに行ったり、おおらかになったりしますから」という言葉です。本当に言葉というものは愚痴や悪口を行っていると回りまわって自分が暗くドロドロとしたものになりますよね。人と話すときも肯定的な言葉、ほめる言葉、前向きな言葉を使いたいものですね。
水内さん、ステキな本をありがとうございました。
「ステキな詩に会いたくて」-54人の詩人をたずねて 水内喜久雄著
小学館 1400円+税 2010年7月28日発行