「「朝30分」を続けなさい」を読みました(1月12日)
夜はテレビなどの非生産的な活動への誘惑が多いのも夜勉強することの効率の悪さの一つにあげています。
また効率よく勉強するためには十分な睡眠を取ることが必要だとも言っています。朝という時間は時間制限があります。朝食をとり、身支度を整えて会社に出勤しなければなりません。だから限られた時間を効率よく使おうとします。途中でネットサーフィンをしたり、テレビに気が惹かれるということもありません。
また、いい本は一度読んだだけで、満足していてはダメで、人間はすぐに忘れる動物なので何回も読み返さなければ習得できないとも言っています。知っていることと習得していることは違います。良書はボロボロになるまで読むことが必要だそうです。
また言語習得の方法についても述べられており、子どもが言語を習得する仕方を解明し、それを応用すればいいそうです。ポイント1は「覚える言葉の対象を見ている、または経験している状態で、単語・フレーズと関連付ける」。ポイント2は「教えてもらった単語・フレーズを声に出して連呼する」。ポイント3は「覚えた単語・フレーズを応用して、別のフレーズを作る」。
記憶は睡眠を通じて情報として脳に定着するといわれているので、暗記ものは夜寝る前にやった方がいいそうです。
この本は楽して勉強ができるようになるという特効薬はなく、毎日コツコツとやることが大切だといっています。
この著者が勉強の目的を勝ち組になるためと書いているところは気になりましたが、勉強法については教えられるものがたくさんありました。
「「朝30分」を続けなさい」 古市幸雄著 2007年12月25日 株式会社アスコム発行
1300円+税