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5月8日の放射線量(5月8日)

5月8日の放射線量(5月8日)_d0021786_16104771.jpg今朝7時55分の名古屋市千種区のわが家のベランダでの放射線量は0.11[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。

御前崎市長憤り
浜岡原発がある御前崎市の市長が首相の「浜岡原発停止要請」に憤りをあらわにしたという新聞記事を読み驚きました。いろいろ調べてみると御前崎市の財政は42.4%が国からの電源関係交付金と中部電力の固定資産税でまかなわれています。2011年度予算も6号機の建設計画が遅れていることから「初期対策交付金」のうち、8億4千万円の交付が白紙になっており、6月補正で減額しなければならない状況でした。また4号機のプルサーマル計画に伴う「核燃料サイクル交付金」も震災の影響で計画が遅れているため11年度予算で見込んだ県からの4800万円の交付がなくなる見通しです。

これらの事情があって突然の運転中止要請は更に収入が減ることになり、どうしたらいいんだという気持ちが憤りになったのだと思います。でも原発の交付金や補助金はいわば事故が起こったときの市民の健康被害、財産の被害などと引き換えにもらったものです。危険も何もないのに、タダで何億、何十億というお金をもらえると考えるほうがおかしいのです。また電源交付金は当初箱物を作らなければならなかったため、立派な市民会館などが作られましたが、その維持費がかさみ、更に新しい原発を次々に受け入れなくては自治体の財政が回っていかなくなっており、例えが悪いけど麻薬中毒患者と同じ状態になっています。

原発は安上がりで、火力は高いと宣伝されていますが、国からの交付金や、事故の際の処理費用、近隣住民への補償金、安全な処分方法が確立されていない放射性廃棄物の処理費用などを考えるととても安いとは言えません。

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キュリー夫人は放射線障害で死んだ?
キュリー夫人は1898年、ウランと同居している未知の放射線同位元素ポロニウムを発見。更にラジウムも発見しました。ラジウムは夜行塗料や癌の治療に使われました。しかし、研究過程で多量の放射線を浴びました。また第一次世界大戦のとき、傷病兵の診断のためX線カーに乗って娘のイレーヌと前線へ赴きました。

その結果1920年放射線による白内障や造血機能に障害を受け貧血状態になり、1934年再生不良性貧血で亡くなりました。

娘のイレーヌも夫とともに初めて人工放射性元素を作ることに成功し、1935年にノーベル賞を受賞しましたが、1956年3月白血病で亡くなりました。59歳でした。夫のジャン・フレデリックも1958年肝機能障害で、59歳で亡くなりました。

安斎育郎著 かもがわブックレット 「放射能そこが知りたい」より
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by irkutsk | 2011-05-08 16:09 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)