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日本語のアクセント(5月12日)

日本語のアクセントは高低アクセントで英語やロシア語のような強弱アクセントではありません。橋と箸、雨と飴などの例を見るとアクセントでことばの意味がかわってくるのがわかるでしょう。

今朝、ラジオを聞いていてアナウンサーが福島原発のニュースを読んでいて「タービン建屋」といった時、「あれっ」と感じました。彼は「タービン」「建屋」と二つの語のアクセントそのままにして読んでいたのでした。つまり「タ↓ービン」「た↑て↓や」と。
二つの語がくっついて一つの語になる複合語の場合、アクセントは「タ↑ービンたて↓や」となるのではないかと思い調べてみました。

日本語のアクセントは、いったんアクセントの滝で下がると、二度と上がらないという大原則があります。そのため二つの語がくっついて一つの語になったらアクセントの位置が変わります。

名古屋+駅も「な↓ごや」+「え↓き」が「な↑ごやえ↓き」となりますね。
日本語を勉強している外国人でかなり日本語が話せる人でも、このアクセントの間違いで「あっ、日本人じゃない」とすぐにわかってしまいます。でも日本語のプロともいうべきアナウンサーが間違えるのはちょっといただけませんね。

参考 「日本語教師のためのQ&A」 泉原省二著 研究社発行
日本語のアクセント(5月12日)_d0021786_10243234.jpg

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by irkutsk | 2011-05-12 10:24 | 日本語 | Comments(0)