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「テンペスト」を見てきました(7月11日)

「テンペスト」を見てきました(7月11日)_d0021786_15373538.jpgシェイクスピア原作の「テンペスト」を名演小劇場へ見に行きました。
ナポリ王アロンゾーは、娘の婚礼の帰途、息子ファーディナンド、弟セバスチャン、ミラノ大公アントーニオらと共に突然の嵐に見舞われ、船が難破し、彼らは散り散りになって絶海の孤島に辿り着く。

この島では12年前弟アントーニオによって追放された前ミラノ大公プロスペラが一人娘ミランダと暮らしていた。プロスペラは魔術を研究していて、木に閉じ込められていた妖精エアリアルを助け、彼に自らの復讐を手伝わせ、その後彼を自由にしてやったのだった。

そしてこのナポリ王の乗った船が突然の嵐にあって難破したのもプロスペラの仕業だった。王子と他の4人は別にされ、王子とミランダはすぐに恋に落ちた。島でさまよっている間に、アントーニオは王の弟セバスチャンを唆し、王を殺害しようと企てるが、失敗する。

そしてプロスペラは、最後はみんなを許し、娘ミランダとナポリの王子ファーディナンドとの結婚を認めさせ、彼女は魔法の杖や魔法の書物を全て海に捨て去るのだった。

人間は欲望のためには人を殺してしまうという醜さを見せるかと思うと、全てを許すという寛容の精神も見せる。弟によって追放されるという悲劇とそれに続く復讐劇が繰り広げられるのだが、魔法を使ったユーモラスな復讐で、欲に溺れた人間が非常にこっけいに描かれていました。

「テンペスト」 2010年アメリカ 110分 監督:ジュリー・テイモア
出演:ヘレン・ミレン フェリシティー・ジョーンズ リーヴ・カーニーほか
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by irkutsk | 2011-07-11 15:37 | 映画 | Comments(0)