「ツレがうつになりまして」を読みました(11月17日)
今の社会はうつになる人が多くなっています。幸い家族の温かい見守りのなかで病気を克服される人もいる半面、自殺に追い込まれたり、病気が治らずずっとうつ状態や、そううつ状態で苦しんでいる人もたくさんいます。この本は是非そんな方に読んで欲しい一冊です。
知っているようで知らなかったうつ病について勉強になりました。一見治ったかのように元気になっても、その後にまた激しく落ち込むなんてこともあるんですね。
でもこの本の著者の夫はうつ病になって、微妙に違う人間になったと著者の貂々さんは言っています。「今までは頑固で自分の決めたことは絶対に譲らず、神経質で人の言うことなんか聞かないような人間でした。それが病気をしたことでやわらいだ気がします。」
「ツレがうつになりまして」 細川貂々著 幻冬舎 2006年3月25日発行 1100円+税