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「めがね」を見に行きました(6月7日)

「めがね」を見に行きました(6月7日)_d0021786_2320364.jpgキノシタホールへ「めがね」を見に行きました。「かもめ食堂」のスタッフとキャストによる南の島の物語です。
小型飛行機を降りたつサクラ。そして多分同じ飛行機でこの島にやってきたタエコ(小林聡美)。重そうなスーツケースを引きずりながら島の小さな宿「ハマダ」に辿り着く。出迎えたのは宿の主人のユージ(光石研)と犬のコージ。あまりお客が来ないほうがいいという不思議な宿の主人。翌朝、目が覚めると部屋にサクラが座っていて、「おはようございます。朝です。」と挨拶される。しばらくすると外から何か音楽が聞こえてくる。興味津々実に行くと海岸でサクラが前に立ち、島の住民20人あまりが体操らしきものをしている。サクラが作った「メルシー体操」だという。

サクラは海岸の砂浜にカキ氷の店を出している。ここでは小豆の入ったカキ氷だけしか出さない。かき氷の代金は何でもいい。小学生は折り紙を、近くの農家の人は野菜を、氷屋は氷を、ユージはマンドリンの演奏をカキ氷のお礼にする。この宿の人や、ここに出入りする高校教師のハルナもちょっと変わった人たちである。タエコにどうしてこの島にきたのかと聞く。たそがれに来たのではないかと聞くがタエコは違うという。じゃあ何で?

携帯の通じないこの島の人たちの生き様が、本当の人間の生き様なのかもしれないと思った。みんなが自分のできる事を人のためにやって、お互いが助け合い、朝が来たら起きて、夜が来たら寝る。そして起きている間は楽しむ。人間ってそういうものじゃないのかな思わせる映画でした。登場人物が一体どういう人なのか不明である。タエコもおってきたヨモギ(加瀬亮)に「先生」と呼ばれるが、何の先生なのかわからない。サクラはもっと謎に包まれていて、春になるとやってくるということしかわからない。

こんな島でたそがれて生きてみたいと思ったのは私だけではないと思う。

「めがね」 日本2006年 106分 監督: 荻上直子 出演:小林聡美、もたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮他
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by irkutsk | 2012-06-07 23:20 | 映画 | Comments(0)