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「ほぼ日刊イトイ新聞」8月11日の記事から(8月12日)

「ほぼ日刊イトイ新聞」8月11日の記事から(8月12日)_d0021786_97436.jpg糸井重里氏がつくている「ほぼ日刊イトイ新聞」の最初のページに糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの「今日のダーリン」というのがありますが、たまに見ると「ハッ」とさせられるようなことが書かれています。昨日(8月11日)の内容もそうでした。こちらから見ることができます。と思ってリンクを張ったのですが、「今日のダーリンは」日々更新されていて、8月11日の記事にはリンクを貼れないということがわかりました。そこでその内容をここで紹介することにしました。

・手を使ってする仕事の多くは、
 機械がかわりにやってくれるようになりました。
 それはそれで、いいことがたくさんあります。
 おおげさな言い方でなく、
 たくさんの人を幸せにしてきたと思っています。
 
 人間が手でやってきた仕事を、
 どんどんと機械にまかせていくと、
 人間は、人間にしかできないことをやるようになる
 ‥‥はずだったと思います。
 で、さて、と、
 人間にしかできない仕事って、
 どういう仕事なんだろう?
 探せばいろいろあるようにも思えます。
 もっとクリエイティブなことをすればいい、とか、
 思いのこもったことは機械にはできないとか、
 いくらでも言えるのですが、
 実際のところ、ほんとうに、
 そんな仕事ばかりになるんでしょうかねぇ?

 本気で考えてみて、
 人間にしかできない仕事って、
 どういうものなんでしょうね?
 実際にはどこにあるんだろう、と思っちゃう。
 ずっと、このことを考えていたような気がするんです。
 
 で、いま「仮縫い」みたいにピンを打っている考えは、
 こういうものなんです。
 <機械は、仕事を楽しまない。>
 機械って、上手にもやるし早くもやるし、さらに言えば、
 いやがりもしないのですが、楽しんでもいないんです。
 でも、人間は、同じ仕事でも、
 いやいややったりもするし、楽しんでやったりもする。
 めんどくさいとグチを言いつつ投げ出さないとか、
 へとへとになりながら趣味に没頭していることとか、 
 仕事がおもしろくなって寝るのが惜しいなんてときとか、
 人間にはあるでしょう。
 「動機」という「たましい」に関わるものがあれば、
 人間は、なんだってやりたいんです。
 頭でやるか手でやるか身体でやるかに関わらず、ね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
単純作業だって、楽しんでる人には最高の楽しみなんだ。
(以上2012年8月11日の「今日のダーリン」より引用)

機械がやる仕事と人間がやる仕事の違いについてかかれていましたが、人間は仕事を喜んでやることもできるし、いやいややることもできる。「単純作業だって、楽しんでやっている人には最高の楽しみなんだ」と書いています。

仕事に対する自分の姿勢によって、それが苦役にもなるし、楽しみにもなる。どうせ同じ仕事をするのなら楽しくやるほうがいいと思いませんか。

機械との関係で言えば、機械は設計どおりのこと、プログラムどおりのことは人間よりはるかに正確に、速く、24時間休まずに働くことができますが、「こうしたほうが効率的だ、安全だ、快適にできる」などということを考え出すことはできません。これは現場で働く人間にしかできないことです。だから会社は働く人を大切にしなければならないのに、最近は使い捨てのように人間を使っている経営者が多く、そういう会社に未来は無いと思います。
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by irkutsk | 2012-08-12 09:04 | 考えたこと | Comments(0)