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「坂の上の坂」を読みました(11月17日)

「坂の上の坂」を読みました(11月17日)_d0021786_14151867.jpg「坂の上の雲」の時代、寿命は短く雲を眺めたまま走り続けていたら、余計なことを考える必要もなく、あっさり年を迎えることができた。ところが現代は60歳から65歳でリタイヤしても死ぬまでの時間はまだまだ相当にある。人生一山ではなく、もうあと一山、二山作れるかもしれないという本です。そのために55歳までにやっておきたい55のことを紹介しています。

この本の著者藤原和博さんは東大を出て、当時中小企業だったリクルートに入り、30代前半で営業本部長になり、40歳でリクルートを退社。個人と会社で対等なパートナー契約を結びフェローとなり、47歳からは民間登用初の義務教育の校長として東京都立杉並区立和田中学校に勤める。そして52歳で退社。

この本の中で著者は自分なりの豊かさを定義し、それにしたがって生きることを提案している。みんな一緒の「正解主義」をやめ自分が設計した「幸福」のスタイルで「家」づくりをすることを勧めている。

テレビをリビングに置いているのは、会話を楽しむ教養がない人のすること。
何よりも生きることを楽しみ、日常の平凡さから抜け出る知恵の第一歩は「義務感へのアンチテーゼ」だという。

また定年後の長~い生活に備えて会社以外のコミュニティを早めに探しておく。新しいコミュニティでは肩書きは関係ない。自分の自慢話はしない。相手に印象を残すには失敗談をユーモラスに語ることなどなどためになるアドバイスがいっぱいあります。

これからの人生を考える助けになるいい本でした。

「坂の上の坂」 藤原和博著 ポプラ社 2011年11月25日発行 1100円+税
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by irkutsk | 2012-11-17 14:15 | | Comments(0)