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「常識にとらわれない100の講義」を読みました(1月11日)

「常識にとらわれない100の講義」を読みました(1月11日)_d0021786_951118.jpg森博嗣の「常識にとらわれない100の講義」を読みました。彼の独特の考え方が心置きなく披露されています。2ページ見開きでひとつのテーマについて書かれていて、それが100あるという本です。

特に面白かったものは
18大人になんかなりたくないと思ったら、もう大人だ。
19「当たり前」は誰にとっても当たり前というわけではない」。
32知りたいという気持ちがなければ、勉強は辛い作業である。
33料理の達人というのは、美味しいだけではなく、素早く作る。
43自分にはできないから、と試しもせずに諦める人が沢山いる。
51時間をかけた者の方が無駄な副産物が多く、そのストックが将来活きる。
52できる人ほど謙虚である、というのは事実だと思う。
でした。

ちょっとこの意見はおかしいと思うものもいくつかありました。でも人の考え方だから自分の考えと違っていてもいいのだけれど、ひとつだけ気になったのは、「84脱線事故で大勢が亡くなった時、誰も「鉄道廃止!」と叫ばなかった。」というところで、原発と鉄道をどちらも社会にとって必要なもので、代わりになるものがある。「原発ではまだ一人も死んでいないのに早くも「廃止しろ」と大勢が叫んでいる」が、「鉄道では毎年何人もの死者を出し続けている」と言っている。

鉄道事故と原発事故では事故の影響が及ぶ範囲(地域)が膨大に違い(原発最悪事故の場合地球全体にまで被害が及ぶ)し、影響が及ぶ時間も大きく違うということが挙げられる。

でも森博嗣の言いたいのは後半部分、人口をもっと減らせということである。この点については私も同意見である。経済界は人口減に反対しているが、人が減れば今のままの生活水準をもっと少ないエネルギーで維持できるし、効率化を進めれば原発を動かす必要もないと思われる。放っておくと世界の人口は地球の収容能力を超えてしまうのではないか。
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by irkutsk | 2013-01-11 09:51 | | Comments(0)