「フライト」を見に行きました(3月12日)
映画は機長のウィトカーと密かに付き合っているトリーナの二人がホテルのベッドから起きるところから始まる。二人はこれから同じ飛行機に乗務してフロリダ州オークランドからアトランタへ向かう。
離陸とともに乱気流に巻き込まれ飛行機は大きく揺れる。雲の中を抜け期待が安定すると、副操縦士に任せて眠ってしまう。だが突然の急降下が彼の眠りを破る。昇降舵のコントロールができなくなって、機体はどんどん降下していく。このままでは地面に激突すると判断したウィトカーは機体を逆さまにする背面飛行を決行。機体は水平に保たれ草原に不時着を決行する。
着陸の衝撃で気を失ったウィとカーはアトランタの病院で目覚め、パイロット組合幹事のチャーリーから乗員・乗客102名のうち亡くなったのは6名だけで、96名は助かったと聞く。亡くなった6名の中に客室乗務員のトリーナが含まれていることを聞き、ショックを受ける。
マスコミは彼の偉業をたたえ、一夜にして彼はヒーローになる。ところが翌朝チャーリーは弁護士を連れてやってくる。事故の原因は機体の故障だと解明されるはずなのに、どうして弁護士が必要なのかと問い詰める。乗員全員の血液検査の結果、ウィトカーの血液中からアルコールが検出されたのだ。
彼はアルコール中毒でフライトの前日にも飲んでおり、事故機のフライト中にもウォッカの小瓶を2瓶、ジュースに入れて飲んでいた。そして公聴会の日がやってきた。彼は事故の3日前からアルコールは飲んでいないし、過去にアル中だったこともないと虚偽の証言をするのだった。ところが最後に、乗務員の一人からアルコールの反応があったと追及される。そしてその人物はトリーナだという。そのことについて彼は意見を求めらるのだが…。
「フライト」 2012年アメリカ 138分 監督:ロバート・ゼメキス 出演:デンゼル・ワシントン、ドン・チードル、ケリー・ライリー他