「マスコミとお金はこうして人の幸せをこうして食べている」を読みました(6月3日)
そしてその金庫番が銀行家になるのだが、最初の銀行家はロスチャイルドである。彼は息子たちにあちこちの国で銀行を開かせ、王様にお金を貸付け、戦争の資金を提供し、19世紀前半には世界の富の半分以上を所有していた。
現在、紙幣を発行することができるのは各国の中央銀行だけである。政府は紙幣を発行できないのである。そして中央銀行は政府の機関ではなく、民間の銀行である。そして世界の中央銀行を束ねるのが国際決済銀行(BIS)である。
そして国際銀行家が狙っているのは世界統一支配である。
マスコミについても、次のように言っている。通信社の始まりはロスチャイルドに有利な情報を提供することから始まったロスチャイルドとロックフェラーが運営するロイター通信、AP通信、AFP通信が全世界の90%のニュースを配信している。その目的は彼ら国際銀行家の利益のためであり、」一般視聴者に流されるのは、彼らが我々に信じてほしい情報ばかりである。これらの通信社が、中立で公平な情報を流すことなど初めから期待できない。
しかしこの本に書いてあることで一番ショックだったのは人工甘味料のアスパルテームの話だった。様々な問題のあるアスパルテームを作っているサール薬品は1973年食品添加物として使用できるように米国食品医薬品局に申請した。当然この許可は却下された。ところがる8年後、サール薬品の最高経営責任者だったドナルド・ラムズフェルドがアメリカ政府の政権移行作業チームの委員となり、レーガン政権における新しい米国食品医薬品局局長人事に関わることになった。その後サール薬品は再度アスパルテームの認可申請を提出し、今度はあっさりと許可されたのである。このアスパルテームはダイエットコカコーラやキシリトールガム、コーヒー寒天など様々な食品に含まれている。
最後に、「あとがき」では次のように書かれている。この世界を支配しているのはお金とマスコミである!私もあなたもその信者である。そして、この宗教の怖いところは何かといえば、自分が信者であるという自覚が全くないことだ。
世界を動かしているのは金融資本家達で、マスコミは彼らが支配しやすくするために情報統制をしているということがよくわかる一冊でした。
「マスコミとお金はこうして人の幸せをこうして食べている」 THINKER著 株式会社徳間書店 5次元文庫100 2011年3月31日発行 800円+税