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「女の子ものがたり」を読みました(9月25日)

「女の子ものがたり」を読みました(9月25日)_d0021786_22144816.jpg西原理恵子の子ども時代を描いた漫画です。海の見える村から山と田んぼと工場のある街へ引っ越してきた。みさちゃんと奇異ちゃんという二人の友達ができた。美佐ちゃんのお母さんは今までで一番世界一こわそうなお母さん。きいちゃんちは汚くて家の半分がゴミ。3人でバスに乗ってデパートのある町へ行くがきいちゃんの服は汚いからバスに乗せてくれないかもしれないといって、きいちゃんの服をみんなで洗うがびちゃびちゃの服を着てバスに乗り、座れずにきいちゃんだけ立っていた。

田舎の町では町を出て行くと、男はやくざになってえらそーに帰ってくるけど、女の子は二度と帰ってこない。中学に入ると3人はそれぞれ別の学校に入ったが共通項は「ばか捨て山」だった。そこに行ってもさらに底辺のばかだった。中学生になると不良グループで過ごしていた。自分たちの母親は結婚して、後の一生ずっと怒っているか泣いているか、文句を言ってるかだ。

高校になって学校を中退し、父親が自殺する。みさちゃんは19歳で結婚した。似合わないピンクのフリルのついたエプロンを着ていた。小さな部屋に大きな花嫁タンス、全部背の高さが違うカラーボックス、ジュータンは緑色、カーテンはピンク。それはきいちゃんが人がちゃんと育つ家を見たことがないから。

みさちゃんは一緒に住んでいる男に殴られ、内臓破裂に。こんな女の人生を見るのはもううんざりだった。おとうさんが取っていった12万円の貯金は20万円にして返してくれていた。お母さんのくれた100万円とお父さんの20万円を持って町を出た。東京で美大に入るために。

「女の子ものがたり」 西原理恵子著 小学館 2005年5月10日発行 857円+税
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by irkutsk | 2013-09-25 22:14 | | Comments(0)