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by irkutsk
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「夢をかなえるゾウ」を読みました(11月9日)

「夢をかなえるゾウ」を読みました(11月9日)_d0021786_11195213.jpgある独身のサラリーマンが赤坂のハイタワーマンションで開かれた実業家の誕生日パーティにもぐりこむ。会社の先輩がただ1回名刺交換したことがあるだけで、二人でこの誕生日パーティに無理やりもぐりこんだのだった。そこには成功している実業家、テレビタレントやプロ野球選手、モデルやアイドルの卵のようなきれいな女たちがいて、今まで足を踏み入れたことのない、華やかな世界だった。

二人はその華やかな世界の片隅で誰にも声をかけず、そして当然誰からも声をかけられず、何ていうか、僕たちの存在自体がその場で否定されているような感覚をずっと味わいながら、細長くて持ちづらいシャンパングラスに入った酒をちびちび飲んでいた。死ぬほどいやな気分で自宅に戻ったのだった。

その翌日目を覚ますと象のような長い鼻をした生き物がいる。夢かと思うが、夢ではなかった。その生き物はガネーシャと言い、自分のことを神様だと言う。そして「変わりたい」というお前の願いをかなえてやると言う。

そしてガネーシャは次々と課題を出すのだった。
1、靴を磨く
ずっと自分を支えてくれてるもんを大事にできんやつが成功するか
2、コンビニでおつりを募金する
3、食事を腹八分におさえる
自分で自分をコントロールすることができるようになったら、生活が変わってくる
4、人が欲しがっているものを先取りする
5、会った人を笑わせる
笑わせるというのは「空気を作る」ということ
6、トイレ掃除をする
人がやりたがらんことをやるからこそ、それが一番喜ばれ
7、まっすぐ帰宅する
会社が終わったら自由やから遊んでいいというわけやない。会社が終わった後の自由時間というのは自分がこれから成功していくために「自由に使える一番大切な時間」なんだ
8、その頑張れた自分をホメる
毎日自分が頑張れたことを思い出して、ホメるんや。そうやって頑張ったり、成長することが「楽しいこと」だと自分に教えてやる
9、一日何かをやめてみる
(時間が)ぱんぱんに入った器から何かを外に出す。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる
10、決めたことを続けるための環境を作る
本気で変えようと思ったら、意識を変えようと思ったらあかん。意識やなくて「具体的な何か」を変えないといけない
11、毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
意識や内面を変えることは難しいが、外見は変えられる
12、自分が一番得意なことを人に聞く
自分お仕事が価値を生んでいるかを決めるのはお客さん。つまり自分以外の誰か。
13、自分の苦手なことを人に聞く
短所と長所は自分の持っている同じ性質の裏と表
14、夢を楽しく想像する
誰に言われるでもなく、勝手に想像してワクワクしてしまうのが夢
15、運がよいと口に出して言う
自分にとって嬉しくないことが起きても、まず嘘でもいいから「運が良い」と思う。そしたら脳が勝手に運がいいことを探し始める。
16、ただでもらう
17、明日の準備をする
一流の人間はどんな状況でも常に結果を出すから一流なんだ。常に結果を出すためには普通に考えられているよりずっと綿密な準備がいる。
18、身近にいる一番大事な人を喜ばせる
人間は不思議な生き物で、同でもいい人には気を遣い、一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人をぞんざいに扱うんや。
19、誰か一人のいいところを見つけてホメる
成功したいのだったら、絶対誰かの助けをもらわないと無理。そのことわかってたら、人のいいところを見つけてホメルるなどというのは必要。
20、人の長所を盗む
人を喜ばせるという目的の照準が合っていたら、人のまねをすることに恥ずかしさなんか感じない。
21、求人情報誌を見る
自分がこれだと思う仕事を見つける。仕事まちがえたら一生棒にふることになる。
22、お参りに行く
何でもやってみる。「バカバカしい」とか「意味がない」と言ってやらずじまいなやつは、結局そこまで成功したくないということだ。
23、人気店に入り人気の理由を観察する
店は、「おいしい」「気持ちいい」て思う場所であると同時に、優れたサービスを学ぶ場所でもある。
24、プレゼントをして驚かせる
お客さんの一番喜ぶのは、「期待以上だった時」。いい意味で予想を裏切る。
25、最後の課題を必ず実行に移すこと
最後の課題
1、やらずに後悔していることを今日からはじめる
やりたいことやって後悔しないような人生を送った方が幸せになれる。でもそれをやらない。収入、世間体、不安が人を縛っている。
2、サービスとして夢を語る
夢を語れば聞いた人が応援してくれる。
3、人の成功をサポートする
自分が成功したかったら、人の成功をサポートすること。
4、応募する
なかなか自分の才能は見出されない。可能性のあるところにどんどん応募したらいい。
5、毎日、感謝する
自分の中にタリンと感じてることがあって、そこを何かで埋めようとするのじゃなくて、自分は充分に満たされている、自分は幸せだから、他人の中に足りないことを見つけ、そこに愛を注いでやる。このじょうたいになってこそ、自分が欲しいと思ってた、お金や名声、それらすべてが自然な形で入る。

最後に、ガネーシャは次のように言っています。
「成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、世界を閉じたくなるようなつらい日も、涙が出るような美しい景色も、全部全部、自分らが味わえるためにこの世界創ったんやから。」「世界を楽しんでや。心ゆくまで」

成功本というより、人の生き方について小説仕立てで書かれた本です。続編も出ています。

「夢をかなえるゾウ」 水野敬也著 2007年8月29日発行 飛鳥新社 1600円+税
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by irkutsk | 2013-11-09 11:20 | | Comments(0)