「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」を読みました(12月16日)
人はみな神の一部であるということを次のような絵で説明しています。神の一部が風船の一部から突出する、そして捻じれ、自我が形成されるのだといっています。そして著者はこのことを神による神のための遊戯だと言っています。この世界も人間も神の創造物であり、神があえて思い通りにならないように作った場である。ゲームにたとえて自分で作ったゲームで、自分が楽しむのであるが、自分が創ったゲームなのでネタがばれていては面白くもなんともない。そこで記憶喪失ステージを追加して、自分がゲームのプレイヤーではなく、ゲームの中のマリオだと思い込むようにしてあるのだと。
だから、人生は幻想であるということを受け入れる必要がある。そして余すところなく人生を楽しみつくすべきだということです。
今までの人類の歴史の中では、義務、犠牲、我慢がモチベーションとして活用され、それらの対価としてお金があったが、ゲームの第二ステージでは愛、感謝、楽しむ・味わうがモチベーションとなると言っています。ありのままでいいんです。自分を幸せにできるのは自分しかいません。「幸せになろう」とする前に「不幸であり続けよう」とする自分のクセに気付きましょうと結んでいました。
人生、我慢や義務、犠牲でうつうつと暮らすより、愛と感謝で心を開き、人生を楽しむことが「幸せ」なんだなあと思いました。「こうすべきだ」という本ではなく、「こう考えればいいんじゃない?」という本でした。
「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」 黒雲斎著 サンマーク出版 2013年8月10日発行 1600円+税