「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」を読みました(2月22日)
最初に述べられているヨードうがい薬は、風邪の予防はできない。風邪予防のうがいは水で十分と言っています。私もうがい薬で風邪予防はできないと思いますが、のどがいがらっぽくて、風邪かな?と思ったとき、数回ヨードうがい薬でうがいすると治ります。
歯磨き粉については、市販の歯磨き粉にはさまざまな刺激性の化学物質が含まれていてそれが歯みがき時間を短くし、十分な歯みがきができないと言っています。歯みがきは歯ブラシだけで十分と筆者は言っています。わが家では生協のノンフォーム歯みがき粉を使っています。発泡剤が含まれていないので、長い時間磨いていても、口の中が泡だらけになることがありません。
シャンプーについては、路上生活者にはハゲがいない(髪を洗わないから)。シャンプーの洗浄成分のAESは髪のキューティクルを破壊し、抜け毛を促す。毎日シャンプーしているとキューティクルが破壊され、髪が痛む。おすすめは石鹸、または石鹸シャンプーだと言っています。
ダイエットのためのカロリーオフ食品については危険性の高い合成甘味料が使われています。覚えておきたい合成甘味料として3つあげています。まずアスパルテームは砂糖の180~200倍の甘みがあり、1983年に認可されています。しかし、白血病やリンパ腫を起こすという動物実験の結果があります。また脳腫瘍を誘発するのではないかという研究結果もあります。2009年~2011年、全国の拠点病院でがんと診断された20歳未満の8902人は白血病27.6%、脳腫瘍22.8%、リンパ腫8.3%です。子どもの食べるガム、キャンディー、チョコレート、ゼリー、カフェオレ、乳酸飲料、炭酸飲料にアスパルテームが含まれていることとの因果関係はないのでしょうか?
二つ目はスクラロース。1999年に認可された砂糖の600倍の甘みをもつ甘味料です。ラットを使った実験では腎孟粘膜過形成が見られ、がん化のおそれがあります。また脾臓と胸腺のリンパ組織に萎縮が見られました。
三つ目はアセスルファムK。2000年に承認され砂糖の200倍の甘みがあります。これも動物実験ではリンパ球の減少や肝臓障害のときに起こるGTPの増加が見られました。
こどもにお菓子を買い与えるとき、これらの合成甘味料が含まれていないかどうか確認してみてください。これらの合成甘味料はアメリカで承認され、アメリカの要求によって厚生省が承認したものです。
他にもボディソープ、サプリメント、除菌剤、腰痛の貼り薬、美白化粧品、風邪薬、下痢止めなどについて書かれています。テレビCMでなんとなくいいような気にさせられて使っているものについて、とんでもないものがたくさんあるということがわかる本でした。
「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」 渡辺雄二著 幻冬舎新書 2013年11月30日発行 780円+税