「動く絵」展を見に行きました(3月21日)
4階の特別展会場を入ると、まずチラシにものっている、「巣―Nest」2012年という作品がありました。飛んでいる鳥が見える穴に手を入れると、鳥が手にとまるという作品がありました。見る角度によってよく見えたり、見えなかったり。光の束で作っているようなので、あまり鮮明さはなくぼやっとした感じでした。
次の作品は「ぼくぱぐ」2006で、グーグーいびきをかいて気持ちよさそうに寝ているバグの子どもの映像です。ときどき鼻を動かしたり、目を開けたり、そして、起きるかと思いきや、また寝入ってしまうバグでした。
次の「Sweet Home」2010ではアルパカの親子がテーブルを囲んで一家団欒。椅子に座ると自分の姿が映し出されます。蝋燭におもちゃのマッチを擦って火をともすと、絵の中のドアが開いてアルパカの子供がケーキを運んできます。一家全員でハッピーバースデーを歌って、最後にアルパカのお父さんがハグしてくれる可愛らしい作品。ハグが終ると夢の終わり。椅子の横のろうそくを吹き消すと絵の中のろうそくもケーキも消えて、もとのふりだしへ。
「Polyphonic Jump」2012では、大きな画面に向かって立つと、自分が映し出され、ジャンプすると森の動物たちがたくさん現れます。でもオランウータンにおしっこをかけられないように気をつけないと。
そして最後は「時の企て」2013。切り株が中央にある絵を覗き込むと、向こうの森にいろんな動物たちがあらわれ、時にはこちらのほうを覗いたりもします。
絵というよりも映像を見ている感じでした。見ている人が絵のなかに登場するのはおもしろかったけど、画像がいまいち鮮明でないのが少し物足りなかった気がします。そんなに混んでいなくて、いろんな絵のなかに入り込めて楽しかったです。
3月30日まで開催中です。