「ぼくたちの家族」を見に行きました(6月11日)
妻の物忘れがあまりにひどくなってきたので、長男と共に病院へ行く。そして検査の結果、医師から告げられたのは脳腫瘍がいくつもできていて、今まで普通の生活ができていたのが不思議なくらいだといわれ、余命7日と言われる。
母の病気で取り乱す父、言葉をなくす長男・浩介、冷静を装うとする次男・俊平。そして母・玲子は病気のせいで本音を語り始める。
そして母はいくつかのサラ金から金を借りていて、その総額は300万円にもなっていた。母親の治療費のことで父親と相談するが、父親も早期退職して、自分で会社をやっていたが、うまくいってなくて借金が5000万ほどある状態だという。破産宣告をすると自宅を建てたときに長男に保証人になってもらっていたので、彼に1200万円の支払い義務が生じてしまう。
借金だらけなのに、強がりばかりで全く頼りにならない父。親のすねかじりで、冷めたことばかり言う次男。引きこもりの過去をもつ、クソ真面目な長男。
そんなダメ男たちが家族の最大の危機を乗り越えるために初めて力を合わせる。子どもたちは母を治してくれる別の病院を必死で探し始めるのだった。
ばらばらだった家族が、母の病気を機に、力を合わせてなんとか事態を打開しようという物語でした。
「ぼくたちの家族」 2013年日本 117分 監督:石井裕也 出演:妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三、黒川芽以、市川実日子、ユースケ・サンタマリアほか