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「マダム・イン・ニューヨーク」を見に行きました(7月7日)

「マダム・イン・ニューヨーク」を見に行きました(7月7日)_d0021786_9441532.jpgインドの主婦シェシは夫と娘と息子、母親と暮らしている。英語ができないことを夫にも子どもたちにもばかにされている。彼女は料理が上手で、お菓子のラドゥは評判で、売ってもいる。そんな彼女が姪の結婚式にニューヨークへ行くことになる。夫と子どもたちは後から来るということで、彼女だけ一足先にニューヨークへ。

ニューヨークのファーストフードの店で注文をしようとしたのだが、早口で注文を急かす意地の悪い店員の前では萎縮してコーヒーすら買えない。なかなか意思が伝えられずに店を飛び出す。そして彼女はバスの車体に書かれていた「4週間で英語が話せるようになる」と言う広告を見て、英語学校に電話をする。4週間コースは今日からスタートだと言われ、駆けつける。

アメリカに住むいろんな外国人が、英語が話せるようになりたいとクラスに集まっていた。そんな生徒の中に彼女に思いを寄せるフランス人の若者ローランがいた。片言の英語で「とても美しい。瞳は、ミルクの雲に落としたコーヒーのひとしずく」と言われ、彼は彼女と一緒にいたいがために住んでいるところとは逆方向の彼女と同じ地下鉄に乗り、車内で彼女と話すのだった。そんなローランの積極的な求愛に戸惑うシャシだった。何度かコーヒーに誘われるのだが、内緒で英語学校に通っているので毎回断らざるを得なかった。彼女が英語学校に通っていることを知っているのは、姪だけで、彼女をかげながら応援してくれていた。

そして家族(夫と二人の子どもたち)が予定よりも早くやって来た。何とかごまかして英語学校に通うが、夫は不機嫌。それをなんとかうまくごまかしてくれる姪。だが最終試験の日は結婚式の当日。それでもシャシはやまのようなラドゥを前の日に作っておき、当日の午前中試験に行くつもりだったのだが…。ラドゥを運んでいるシャシを驚かそうと息子が陰から飛び出して、大声でびっくりさせた。その拍子にラドゥのお皿を落としてしまう。もう一度ラドゥを作り直さなければならならず、試験は絶望的に。

だが最後に素晴らしいエンディングが待っていた。

女は家事だけしていればいいという昔の考えに対し、英語を学び、一人の人間として自立していくシャシの変化が、いろんなエピソードとともに描かれているすばらしい映画でした。

「マダム・イン・ニューヨーク」 2012年インド   監督:ガウリ・シンディー 出演:シュリデヴィ、アディル・フセイン、メーディー・ネブー、アミターブ・バッチャン、ブリヤ・アーナンド、スジャータ・クマールほか   公式HP
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by irkutsk | 2014-07-07 17:42 | 映画 | Comments(0)