「健康に生きる覚悟」を読みました(9月22日)
60歳からの人生を「人生の後編」ととらえ、自分自身のために忠実に生きることが後編のモットーとなるといっています。
そして現役を退いても人生の先達として社会や家庭から求められ、尊敬されるには次の5つのことが大切であるといっています。
1、健康である
2、多少の経済力がある
3、生産性がある(興味を持つ)
4、仲間がいる
5、おしゃれである
彼は健康法として、毎日8キロ散歩をしているそうだ。老いは足から始まるというので。
また人生残り少なくなると、食べる回数もあと何回ということになり、それだけ1回の食事に「一味一会」の気持ちで臨んでいるそうだ。
また彼は生きる張りが病気を遠ざけるとも言っています。現役時代でも、大事な仕事を抱えているときは気が張っているから病気もしないが、それが終わったら、ほっとして病気になるという経験をした方も多いのではないでしょうか。
寝ることも大切で、たっぷりの睡眠が活力源になるといっています。確かに質の良い睡眠を十分にとることが、朝起きた時、スムーズに動き出せる条件だと思います。私も毎日就寝時間、起床時間を記録し、睡眠不足が続かないように気を付けています。
ある友達に聞いた言葉でシニアになると、「きょういく」と「きょうよう」が必要だとのこと。「今日行くところがある」と「今日用がある」ということだそうだ。毎日何もやることがなくぼーっと過ごしていても、何かを集中してやっていても、どこかへ出かけて何かをしてきても1日は1日で、時間は過ぎていきます。毎日のこの積み重ねが大切で、人生を終えるにあたって「やりきった」と思えるような人生にしたいですね。
これからの人生についていいアドバイスを与えてくれた一冊でした。
「健康に生きる覚悟」 森村誠一著 株式会社KADOKAWA 2014年3月16日発行 1000円+税