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「ヴェラの祈り」を見に行きました(2月22日)

「ヴェラの祈り」を見に行きました(2月22日)_d0021786_911449.jpg名古屋シネマテークへ「ヴェラの祈り」を見に行きました。

2003年「父、帰る」の監督アンドレイ・ズビャギンツェフの2作品が上映されるというので期待して見に行きました。

舞台はモスクワ。初老の資産家と再婚した元看護師のエレナは、生活感のない高級マンションで、一見裕福で何不自由のない生活を送っている。しかし、その生活で夫に求めるのは、家政婦の様に家事をし、求められるままにセックスする従順な女の姿だ。そんな生活の中で、彼女は夫の顔色をうかがいながらも、唯一の自己主張のように、前の結婚でもうけた働く気のない息子家族の生活費を工面している。しかしそんな日常は、夫の急病により一変する。「明日、遺言を作成する――」。死期を悟った夫のその言葉と共に、彼女の「罪」の境界線が揺らいでいくそして彼女がとった行動とは…。

夫を試す、危険な試みというほかない。一見幸せな家庭に見えたが、ヴェーラの心の中では、夫婦の間で心が離れていっていると感じて、そのことにやりきれなさを感じている。そして、妊娠したのを機に、夫を試すことに。だがその結末は自らの破滅と、かわいそうな二人の子供たち。夫には彼女の気持ちがわからなかった。だが夫婦なのだからもっと話し合えば解決できた問題なのに…。

ロシアの抱える心の問題を取り扱った映画であるが、日本人にはよくわからない映画だった。

「ヴェラの祈り」 2007年ロシア 157分 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ、マリア・ボネヴィー、アレクサンドル・バルエフ、ドミトリー・ウリヤノフほか
「エレナの惑い」「ヴェーラの祈り」公式HP
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by irkutsk | 2015-02-22 17:45 | 映画 | Comments(0)