宮西達也の絵本を読みました(5月8日)
「ぼくにもそのあいをください」は「この世の中は力があるものが勝ち。力の強いものが一番だ」と思っていたティラノサウルスの話。「力こそが大事なもの。強いことが大切なんだ」と言うティラノサウルスに誰も言い返せませんでした。しかし、年を取ると小さなマシアサウルスにバカにされ、しっぽをかみつかれました。そして傷ついたティラノサウルスのそばにやってきたのはトリケラトプスの子どもでした。トリケラトプスの子どもにやさしくしてもらって、「大切なのは力が強いことじゃないんだ。一番大切なものは愛」ということを知るのでした。
「おれはティラノサウルスだ」はプテラドノンのお父さんとお母さんのところで卵が割れて赤ちゃんが生まれました。お父さんは「たくさん食べて強い子になるんだ」と言い、お母さんは「やさしい子になってね」と言います。お父さんは飛び方を教えてくれて、「高く飛べば暴れん坊のティラノサウルスだって怖くない」と教え、お母さんは「どんな人でも困っていたら助けてあげるのよ」と教えました。子どもが大きくなるとお父さんとお母さんは子どもの自立のために子どもから離れます。山の上の巣にティラノサウルスがやってきてプテラノドンの子どもを食べようとします。その時火山が噴火して地震が起きます。山から石が落ちてきてティラノサウルスは地面に叩きつけられました。プテラノプテラノドンの子どもはお母さんの言いつけを守って、ティラノサウルスを助けてあげます。
「ペンちゃんギンちゃん大きいのをつりたいね!」はペンギンのペンちゃんとギンちゃんが魚釣りに行き、大きな魚を釣ろうとするのですが、いつも逃げられてしまいます。そして最後に釣ったものは……。
「どうしたのブタくん」は野原で泣いているブタ君のところにひょうやネズミやペンギンやゾウがやってきて、どうしたのか聞きます。弟とロボットのおもちゃを取り合ってけんかして、お父さんにお尻をぶたれたんだとブタくんは答えます。みんなはそれぞれのお父さんのことを自慢します。それを聞いてブタ君はお父さんに謝ります。そして言うのです。「ぼく、おとうさん だい だい だーいすき!」