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「1%の力」を読みました(6月3日)

「1%の力」を読みました(6月3日)_d0021786_14212830.jpg1974年諏訪中央病院に赴任して以来、一貫して「健康づくり運動」」「住民とともにつくる医療」を実践し、1991年より23年間、ベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ百回の医師団派遣し、薬14億円の医薬品を支援。2004年にはイラクの4つの小児病院へ薬を送り、難民キャンプでの診療を実施している鎌田實さんが書いた本です。

彼はこの本の中で次のようなことを言っています。
みんな自分のことしか考えられなくなっている現在、1%でいいからほかの人のことを思ってください。その1%はいつか回りまわって自分に返ってくる。人のために生きることは思いやりホルモンが分泌され、幸せで健康で長生きができるのです。

誰だってちょっと気持ちを変えれば、誰かのために生きられる。誰かのために生きると、不思議なことに少しだけ生きるのがラクになります。

混乱した世界の今だからこそ、自分のことを横に置いて、誰かのために1%生きることが必要なのです。人を味方にするのではなく、まず自分が人の味方になるのです。

人生を終えるとき、残るものは、自分が集めたお金や物ではありません。自分がどれだけ誰かのために何かをしたかです。これが生きるためにとても大切なことなのです。

その人のいいところを見つけると、気持ちが楽しくなる。
その人の嫌なところを見つけると、気持ちがつらくなる。

自分自身だって完璧じゃないんだから、他人が完璧でなくたってしょうがないよね。その人のいいところを見つけてつき合ってあげれば、きっと嬉しくなるんだろうな。

どんな子が、勉強ができると思いますか。決定的に影響を与えているのは読書する習慣、親と子でよく会話する、規則正しい生活、この3つです。

人には「死ぬ」ことが避けられないように「生きる」ことも避けられないものです。ならばどう生きれば、楽しく、気持ちよく生きられるのかと考えさせられる本でした。
「自分が」、「自分が」と自分と自分の家族のことだけを考えて生きるのではなく、1%は人のために生きるというのが自分の人生を豊かにするものだということがよくわかりました。

「1%の力」 鎌田實著 河出書房新社 2014年9月20日発行 1000円+税
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by irkutsk | 2015-06-03 14:21 | | Comments(0)