「窓から逃げた100歳老人」を読みました(9月24日)
50クローナ札を出していけるところまでと言うと、48クローナでビーリンゲ駅まで行けると運転手に言われ、そこへ行くことにする。
スウェーデンの物語なので、地名や位置関係がよくわからないが本のはじめに地図がついているのでそれを見ながら、100歳のアランがどのような経路をたどって、奇想天外な旅をつづけたのかがよくわかる。
時は2005年5月2日だが、アランの回想が間に織り込まれており、フランコ将軍の命を助けたり、アメリカでマンハッタン計画に参加したり、中国で毛沢東の妻・江青を助けたりなど、世界的な有名人を助けて、彼らから感謝された話が面白可笑しく書かれている。
100歳になってもこんなハラハラ、ドキドキの冒険ができると楽しいだろうと、自分の100歳を想像してしまう。
「窓から逃げた100歳老人」 ヨナス・ヨナソン著 柳瀬尚紀訳 西村書店 2014年7月6日発行1500円+税