「腸が寿命を決める」を読みました(12月19日)
人が食べ物を食べて、胃→小腸(十二指腸→空腸・回腸)→大腸へと進んでいく中でそれぞれの臓器がどんな働きをしているかを詳しくかつ分かりやすく説明してくれています。
また大腸には100種類以上、100兆個の腸内細菌がいて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類からなっている。ストレスや運動不足、寝不足、抗生物質の乱用、便秘などによって悪玉菌が増え、そうすると免疫力が低下する。
悪玉菌を減らして、善玉菌を増やすには日本人の昔からの食生活、つまり魚や大豆、野菜、海藻を中心として低脂肪、低カロリー、植物性たんぱく質を中心とした食生活がいい。反対に牛肉や豚肉などの肉食、牛乳や卵、バター、チーズ、などの乳脂肪製品を毎日大量に摂取し、高脂肪、高たんぱく、高カロリーの食生活を続けていると悪玉菌が増えて来る。
腸をきれいにするには食物繊維をとる(玄米、大豆、ゴボウ、ひじきなど)、調理加工食品を買わない、食べない、発酵食品を積極的にとる(みそ、納豆、漬物、ヨーグルトなど)、善玉菌を増やす食品をとる(オリゴ糖を含むもの―きなこ、ごぼう、玉ねぎ、はちみつなど)ことがいいということでした。
自分の食生活を見直すきっかけになる本です。
「腸が寿命を決める」 澤田幸男、神矢丈児著 集英社新書 2015年4月22日発行 740円+税