「縁」を見に行きました(1月29日)
東京都内の出版社に勤務する飯塚真紀(佐々木希)は大手建設会社勤務のエリート・中村和典(平岡祐太)との結婚式を控えていた。そんなころ、同居する祖母のあきゑが亡くなる。あきゑの遺品を整理した真紀は、桐の箱の中に納められた白無垢と婚姻届けの束を見つける。婚姻届けの夫の欄には「秋国宗一」と書かれ、ほかは空欄となっていた。祖母の納骨のため、まきは生まれ故郷の出雲へ向かう。そして祖母の死を伝えるため、婚姻届けの住所を訪ねた。けれど「秋国宗一」はすでに転居した後だった。しじみ漁師・7大森充(井坂俊哉)の協力のもと、「秋国宗一」を探し続けるのだった、充はかつて、神楽の担い手として活動していたが、周囲の出雲に対する想いとの相違に、憤りを隠せない。真紀は出雲で充と過ごす時間の中で自分の中の何かが変わっていくのを感じていた。それは充もまた同じだった。そんな頃、東京にいる婚約者・和典は真紀と「秋国宗一」を繋ぐ手紙を見つける。花火大会の夜、それぞれの縁(えにし)がつながっていく。やがて真紀は白無垢で嫁入りをする。そこには、あの人が…。
みなしごの真紀が祖母を失って、謎の婚姻届けの人物を探しに出雲へ行くのだが、そこで彼女は両親にまつわる真実を知ることになるのだった。
真紀は祖母と二人で暮らしていたが、両親は真紀が3歳の時に亡くなったと聞かされていた。そして納骨の時、出雲に住む叔母さんと一緒にお寺に納骨に行くのだが、謎の婚姻届けの束のことは叔母には話さない。もし話していれば簡単に「秋国宗一」が誰かわかったのに。そして「秋国宗一」が誰かという謎を解く手紙は、なんと和典が不在の真紀の家を訪ね、その郵便受けの手紙を勝手に取り出し、しかも真紀の祖母宛の手紙を開封して読むという設定になっていた。ちょっと非常識な気がする。
松江の花火大会の様子はすばらしくぜひ見に行きたいものだ。
「縁」 2015年日本 110分 監督:堀内博志 出演:佐々木希、平岡祐太、井坂俊哉、国広富之、りりぃ
「縁」公式サイト