「アナスタシア」(響きわたるシベリア杉シリーズ1)を読みました(7月26日)
1995年、響きわたるシベリア杉、リンギング・シダーの謎を追う実業家ウラジーミル・メグレは、オビ川のほとりで孤高の美女アナスタシアに出会い、大河の森の奥深くで不可思議な3日間を過ごす。たぐいまれな美貌と叡智と超能力を備えたアナスタシアが語る、人間と自然、宇宙、そして神についての真実は…?
アナスタシアはウラジーミルの住む世界を闇の勢力に支配された社会と批判し、自然の中で、自然と調和して生きるのがいいと彼を説得します。
アナスタシアは次のように言っています。
「文明社会に生きる我々は、常に食べ物の心配をしなければならないうえ、食べ物を売るために朝から晩まで働かねばならず、そうしてやっと得られる食べ物も,質はかなり怪しげだ。現代文明は、自然と調和して生きるという、もう一つの生き方を忘れていなかったか。」
「人間に死をもたらす大罪はプライドという自尊心。ほとんどの人はこの罪に支配されている。光の勢力の対極にある闇の勢力は人間がこのプライドという罪を手放さないよう秒刻みで働いていて、お金はその主要な道具。お金を考え出したのは闇の勢力。
「アナスタシア」(響きわたるシベリア杉シリーズ1) ウラジーミル・メグレ著 ナチュラル・スピリット 2012年9月23日発行 1700円+税