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グルム・カシィムバエヴァチャリティーコンサートを聴きに行きました(9月22日)

グルム・カシィムバエヴァチャリティーコンサートを聴きに行きました(9月22日)_d0021786_1714818.jpg生まれつき目が見えないグルム・カシィムバエヴァ・チャリティーコンサートにスタッフとして参加しました。

グルムさんは旧ソ連・キルギスのイシククル州チュップ村で9人兄弟の末っ子として生まれました。生まれたときから全く目が見えませんでした。小さいときから歌が好きでラジオから流れる日本の歌をよく聞いていました。彼女は7歳から17歳までビシュケクの視覚障がい者の中高等学校で勉強しました。

2012年、キルギス・日本外交20周年記念式典で日本全権大使の依頼によりグルムさんは中島みゆきの「地上の星」を熱唱しました。

そして2015年12月27日、東京・品川の「きゅりあん」で開かれた「日本とキルギスを繋ぐ友好チャリティーコンサート」でグルムさんの歌声はたくさんの聴衆を魅了しました。そしてレコーディングも行い、ファーストCD「草原の鍵」を発売しました。

2度目の来日は2016年3月で、日本テレビの「のどじまん!ザ!ワールド2016春」に参加し、彼女はそこで審査員点数満点の400点を予選と決勝で出し、見事優勝しました。

そして今回が3度目の来日で、9月16日に成田に到着し、9月18日川崎市で「日本とキルギス友好チャリティコンサート」を行い130名の見込みが170名も参加者があり大盛況でした。9月20日には岡山市民会館で1000名の聴衆を魅了しました。9月21日には大阪のライブハウスで歌いました。

9月22日、名古屋は朝から雨でした。10時に名古屋駅に到着し、11時から早速リハーサル。前日の中日新聞夕刊、当日の朝日新聞にも今日のコンサートのことが写真入りで大きな記事として報道され、ユーラシア協会へも21日の夕方から問い合わせの電話がたくさんありました。会場となった愛知民主会館の1階ではキルギスから持ってきた民芸品やグルムさんのCD、ユーラシア諸国の物産などの販売コーナーが設けられ、来場したお客さんの関心と興味を引いていました。キルギスの物産の売り上げの3割はキャル基金に寄付されるということでした。

午後3時、100名の入場予定者を超え、131名のお客さんで2階ホールは満員になりました。最初に松田信治さんによるキルギスとグルさんの紹介が写真や動画を交えてありました。

あでやかな民族衣装を身に着けて登場したグルムさんは、まず「地上の星」、「ヘッドライト テールライト」、「愛燦々」、「涙そうそう」、「時の流れに身をまかせ」、「恋のバカンス」を日本語で、そしてキルギスの大自然を歌った歌「キルギスの真珠」をキルギス語で歌いました。日本の歌も上手な日本語で歌い、キルギス語の歌も彼女の美しい声がひときわ輝きを増したように感じられました。ギターの浅野佑悠輝さんのユーモアを交えた司会進行も参加者の気分をリラックスさせ、参加者とステージが一体となってすてきなコンサートになりました。

後半、再び登場したグルムさんは真っ白な民族衣装(ウエディングドレス)でした。お母さんの愛を歌ったキルギスの「エネメ」(お母さんへ)、あなたと人生について語り合ったことを覚えているという「エスムデ」(覚えているよ)の2曲のキルギスの歌を歌いました。続いて竹内まりあの「元気を出して」、CDに収録されている「黄昏をこのままに」、「草原の鍵」を歌い、予定の曲は終了しましたが、開場の「アンコール」の大合唱に応えて、「上を向いてあるこう」を会場の参加者と一緒に歌いました。
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by irkutsk | 2016-09-22 18:00 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)