岩村城跡へ行きました(2月19日)
恵那駅前のマンホール
旧岩村調のマンホール
約30分で岩村に到着。大半の乗客が降りた。駅前にはすでにテントでビールやおつまみが売っていた。地図など持たなくても、人の流れについていけば自然に行けるほど人が歩いていた。岩村のメインストリートには普通の商店や民家にお雛様が飾ってあり、あちこちに食べ物の店が出ていた。古いうちを一般に公開しているところがあり、勝川家と木村邸を見た。どちらも無料で見ることができ、保存のために志を入れるように竹筒が置かれていた。
町のあちこちにひな人形が飾られている
勝川家のひな人形や建物
木村邸
しばらく行くと岩村醸造があり、蔵開きが行われていた。入るとすぐにあるのは販売コーナーで、試飲開場は奥の方にある。試飲会場の入り口で入場券を買い(試飲用のお猪口を持っている人は200円、持ってない人は300円。200円の割引券がついているのでお猪口を持ってくれば実質無料ということになる)、中に入るとすごい人だかり。最初にあるのは「初しぼり」、次にあるのが「ゑなのほまれ」、そして一番奥に「濁り酒」があり、ちいさな竹で作られた柄杓で各自ついで飲んでいました。中にはすっかり出来上がっている人も。お店の人の話によると、原酒2種はアルコール度数が18~20度と高くなっているので、入り口近くにある天然水を飲みながら飲んでほしいとのことでした。まだこれから岩村城跡まで歩くので試飲は1杯ずつにして、店を出、帰りにまた寄ることにしました。「蔵開き」は2月26日、3月5日も開かれている。
信号を超えてしばらく行くと常夜灯があり、そこを左に曲がっていくと岩村城跡へ行く道に出る。途中、岩村歴史資料館、岩村城太鼓櫓、下田歌子勉学所を見ながら行くと、石畳のお城への上り坂に。結構長くて傾斜のある坂を上っていくと標高717mの岩村城跡に到着。石垣だけしか残っておらず、城跡からは遠くに雪をかぶった山々が見えた。
岩村城太鼓櫓
下田歌子勉学所
岩村城跡への石畳の道
岩村城の城壁
岩村城跡からの眺め
帰りも歩きにくい山道を下り、岩村酒造でまた試飲を楽しむ。おつまみは持ち込み禁止なので、お酒を飲むだけ。そうそう飲めず、4、5杯飲んで失礼した。途中「およねさんの店」で菊芋の粕漬(360円)と味噌漬(360円)を買って、下の方の酒屋で五平餅を買って店で食べた。ポットにお茶が入れてあり、自由に飲むことができた。しばらく行くと山栗を焼いて売っているおじいさんとおばあさんがいて、試食をさせてくれていた。もらって食べると焼きたてでとてもおいしかったので3袋買った。1袋だと400円、3袋だと1,080円だったので。
岩村駅に2時過ぎに着き、駅前で売っていたおにぎりとどて串を2本買って食べる。2時20分の恵那行きの列車も混んでいて、立っている人もかなりいたが、幸い今回も座っていくことができた。15時01分の名古屋行き快速に乗ると、岩村醸造の蔵開きに行ったらしい集団と同じ車両になったが、みんないい気分で大きな声でしゃべっていた。
天気も良く、蔵開きという思いがけないおまけまでついて、岩村城跡を訪ねる旅は楽しいものだった。