「ジオストーム」を見に行きました(1月27日)
2019年、災害が地球を襲い、18ヶ国は結束し、地球を周遊する国際気候宇宙ステーション(ICSS)により、自然災害から防衛するシステム「ダッチボーイ」を使用し始めた。全世界の天候は精巧なシステムで完璧に管理され、人類は永遠の自然との調和を手に入れたかに思えた。
ところが、ある日突然、衛星が暴走を始めた。リオデジャネイロが寒波に、香港が地割れに、ドバイでは大洪水が、そして東京では直径50センチもある雹が降ってきた。この星をすべて破壊しつくさんばかりの、想像を絶する空前絶後の巨大災害が次々と勃発。なぜ? 一体地球はどうなるのか!
この地球滅亡の危機を受け、衛星の生みの親である科学者・ジェイクは、仲間の待つ宇宙ステーションへと飛び立っていく。
ウィルスは、ICSS全体に影響を及ぼしていた。すると、ICSSは自己破壊プログラムを作動させる。ジェイクは、「ダッチボーイ」が地球を破壊する可能性があった場合、自己破壊するようにプログラムしていたのだった。
ジェイクは、ICSSのメンバーであるダンカンがスパイであると気付き、立ち向かう。乗組員が避難する中、ジェイクは再起動を確実にするため、留まることに決める。
ジェイクの弟・マックスとその恋人・サラは、大統領をNASA施設へと護衛する。ジオストームを止めることはできるが、ICSSの破壊は止めることができないと判明する。ジェイクは、衛星に逃げ込み、爆発するICSSからなんとか逃げ延びることに成功したのだった。
そして近くを飛んでいたシャトルに救出されるのだが、そのシャトルの乗組員はメキシコ人だった。
何となく反トランプ色が濃い映画だった。結局は人間の悪意がとんでもない事態を引き起こすことになり、最悪の事態は避けられたが、これだけの巨大システムを運営できるほど人間はまだ成長していないのだと思わせられた。
「ジオストーム」 2017年アメリカ 109分 監督:ディーン・デブリン 出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララほか
「ジオストーム」公式サイト