バレエ「くるみ割り人形」を見に行きました(12月24日)
第一幕第一場は「シュータールバウム家の応接室」。たくさんのお客さんが来て、にぎやかにクリスマスを祝います。子どもたちは応接間の大きなクリスマスツリーに大喜び。しばらくするとクララとフリッツの叔父で名付け親のドロッセルマイヤーがやってきます。ぜんまい仕掛けのコロンビーヌ、ハレキン、サラセンの人形で子どもたちを楽しませます。兵隊の格好をしたくるみ割り人形をクララとフリッツに与えます。しかし、人形は一つだけ。取り合いとなり、フリッツは人形をこわしてしまいます。心のやさしいクララはこわれた人形を小さなベッドに寝かせてあげます。やがて夜が更け、お客さんはみな帰っていきます。ベッドに入ったクララはなかなか寝つけません。ベッドを抜け出して、応接間のくるみ割り人形を見に行きます。
第一幕第二場は「冬の松林」。突然辺りが騒がしくなり、ネズミの大軍が現れ、おもちゃの兵隊たちに襲いかかります。しばらくすると、くるみ割り人形とねずみの王様との一騎打ちが始まります。くるみ割り人形はいまにも負けそうになるので、クララは、履いていたスリッパを脱ぎ、ねずみの王様めがけて投げつけました。王様は悲鳴をあげて倒れ、ねずみと兵隊たちも一目散に退去します。すると、くるみ割り人形はたちまちりりしい王子の姿に変わりました。王子はクララに感謝し、二人は雪の精たちの歓迎を受けながら、お菓子の国へと向かいます。
第二幕「お菓子の国」では大地も樹木もお城もすべてお菓子でできています。クララが到着すると、お城ではいろいろなお菓子の精たちが二人を歓迎してくれます。まず情熱的なスペインの踊り、ロシアの踊り、フランスの踊り、中国の踊り、アラビアの踊りが次々から次へと披露された後、今度はお菓子のバラの花の侍女たちによる絢爛たる「花のワルツ」、そして輝くように美しい「グラン・パ・ド・ドゥ」が踊られます。この幸せな物語は、クララがクリスマスの夜に見た夢だったのです。
第二部では越智久美子さんが金平糖の精として登場し、王子との踊りを披露しました。
最後に恒例のお菓子まきがありましたが、前の方の席の人しか取れませんでした。
3年ぶりに見た「くるみ割り人形」でしたが、これを見ると年末を感じます。