大当たりの一日(1月29日)
しかたなくというか幸運にもというか、報告書のロシア語訳をすることになってしまった。2時間ほどすると疲れてしまい、ターニャが来るのを待った。丁度1時ごろに来て、教室のほうが黒板があっていいので、2階のいつも授業をする部屋で始めた。ところが、チョークがなかったのに気づき、研究室まで戻り、ジーマにどこでもらえるか聞いたところ、カギの番をしているおばさんのところに行って、そこのおばさんが別の事務室のようなところに行って2本もらってきてくれた。これで授業を始められるかと思ったら、バケツの水がじょうはつしてしまって空になっていたので、黒板を拭くことができず、バケツに水を汲んできた。ようやく授業ができるようになり、今日は「らりるれろわをん」をやり、助詞の「は」を「わ」と読み、「へ」は「え」と読むことと、「を」は名詞では使わないし、助詞として使うこと、発音は「お」と同じであることを教えた。
授業が終わって、戻るときに隣の部屋のアナトーリーさんに呼び止められ、ロシア語が読めるかと聞かれたので、読めると答えたら、何か本のコピーをくれると言うのでついて行ったら途中でナジェージュダという女性に紹介してくれて、そこでコーヒーをご馳走になり、日本のことをいろいろと聞かれた。彼女が3時のバスでクラスノヤルスクまで帰るというので私も部屋に戻って、帰ることにした。大学でインターネットができなかったので宇宙飛行士学校でやろうと思い、寮の部屋に戻って、昨日一気にゆでてしまったペリメニを今日の昼ごはんとして食べた。美味しかったけど、昨日の昼、夜、今日の昼と続けて食べるといやになってしまう。腹ごしらえもすんで、さあインターネットをやりに行こうとして、上着のポケットに何かのカギがあるのに気がついた。今日ターニャの授業をしたときに借りた2階の教室のカギだった。インターネットどころではなく、慌てて大学へカギを返しに行くことに。宇宙飛行士学校を出たところで、アンテナ技師のオレグさんに声をかけられ、彼も帰るところだったので、一緒に行くことにした。そして明日、彼のところへ行く約束をした。
カギを返し、またバスに乗って宇宙飛行士学校へ戻った。そしたら帰りのバスで10回に1回くらいしか当たらない料金徴収係の人に当たった。学校に戻ってインターネットしにいくと、先客がいてゲームをやっていたが、私が使うパソコンは空いていた。早速インターネットにつなごうとしたが、ファイヤーウォールでブロックされていて、どこにもつながらない。横でやっていた人が、直してもらうから1時間後にまた来るようにといってくれたので、晩御飯を食べた後もう一度行ったが、直ってなくて、明日になるということだった。
これはインターネットなんかやってないで、早く学部長に出す報告書のロシア語訳をやれということだと思って、部屋に戻って訳に取り組んだ。おかげで11時前には完了した。