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by irkutsk
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別荘で野菜やベリー類の収穫(8月4日)

朝6時過ぎに目が覚めたが、まだ早いのでもう一度寝て、8時に起きた。朝ごはんはトゥボールクと卵と小麦粉で作ったスィルニクというミニホットケーキのようなものに、スマロージナのジャムをつけて食べた。

ワレーラが大きなリュックを担いで、3人で別荘へ出発したのは9時40分。クラスノヤルスク駅まで行き、電車に乗る。電車は1日に15本くらいしかないそうだ。電車は線路の幅が広いこともあり、三人がけのボックス席が両側にある。電車の座席は木製で長時間座っているとお尻が痛くなりそうだ。電車の中にアイスクリームや服、靴下などを売りに来る人がいたのには驚いた。10時41分定刻に電車は動き出したが、電車のわりにはスピードが遅く、動き始めもどっこいしょという感じで動き出す。次の駅名の案内などもなくなんて不親切なのかと思っていたら、途中から案内をするようになった。駅の近くには家がたくさんあり、別荘も見えたが、あとは一面の野原と林である。40分くらいでわたしたちの降りるミーニナに着いた。別荘と反対側にある湖を見に行った。遠くから見ているとそんなにきれいじゃなかったが、そばまで行くときれいな景色だった。その後また駅へ戻り、線路を横切って駅舎に入ってみた。日本のように改札口があるわけではないのでただ切符を売っているだけである。駅舎から離れたところにトイレもあったが多分酷く汚いだろうと思って行かなかった。この線は一応シベリア鉄道なので5分おきくらいに列車が来るそうだ。そういわれると確かに頻繁に列車が走っていた。でも貨物が多い。クラスノヤルスクはアルミニウム工場があるのでアルミニウムの原料が運ばれて来るそうで、専用の貨車があった。

駅を出てまっすぐ村の中を抜けて山に入り、山を降りてしばらく行くと目的地の別荘があった。途中で写真を撮りながら行ったので小一時間かかった。2階建ての別荘で、1階にはベッドが二つと台所、テレビとラジオがあり、ペチカもあった。2階にもソファーが置いてあり、窓にはホップ(ビールの原料)の緑のカーテンがあった。畑にはニンジン、キャベツ、大根(日本のように大きいものではなく小さいもの)、スヴョークラ、トマト、きゅうり、ウクロープ、ペトルーシュカ、にんにく、玉ねぎ、かぼちゃ、カヴァチョーク(かぼちゃに似ているが長くて果肉は白い)、えんどう豆などがあり、ベリー類は木苺、イチゴ、スマロージナ、クルィジョーブニク(青いものと、赤くなるものの2種類)があった。まずベリー類を自由に取って思う存分食べた。ワレーラが火をおこしてシャシリークの準備をして焼いてくれた。前の日から酢、トマト、玉ねぎ、塩、コショーで一晩漬けた豚肉を串にさして弱火でじっくり焼いてとても美味しかった。ほかに取ったばかりの野菜で作ったスープとサラダを学部長さんが作ってくれた。

食事の後、別荘地を散歩し花をたくさん植えてある家や、猫が棚の上でくつろいでいる家、犬を飼っている家などそれぞれに特徴のある別荘が広がっているのを見て回った。上の方に上がると向かいの山が見え、午後の日差しに映えてきれいだった。雷鳴がとどろき、雨が降るかと思ったが、降らずにまた日がさしてきた。散歩の後はベリー類の収穫でスマロージナと青いクルィジョーブニクを収穫した。バケツにスマロージナを次々にとって入れ、見る見る一杯になるのでとても楽しかった。スマロージナの次は青いクルィジョーブニクだがこれはとげがあるので、時々痛い思いをしながら取った。これはあまりたくさんないので良かった。きゅうりと木苺も少し取った。

学部長さんは泊まって、日曜日の夕方帰るといって、私とワレーラの二人でクラスノヤルスクへ帰った。駅までの帰り道は寄り道をせずにまっすぐ帰ったので30分くらいで着いた。帰りの電車は新しい電車で座席もビニール張りで、スピードも速いような気がした。この電車に乗ると、丁度ギターとアコーデオンを弾きながら歌を歌っている若者が二人いて、歌が終わると彼らは乗客の間を回り、お客さんの一部が彼らの帽子に金を入れていた。帰りはクラスノヤルスクの一つ手前の駅で降りた。電車を降りると乗客は停まっている電車の前を横切って反対側へ渡っていた。日本のようにプラットホームが高くないので、特に線路を渡る場所があるわけでもなく、跨線橋もない。電車が出発する時は警笛を鳴らし線路を渡るのをやめさせてから出発する。大学までバスに乗り白樺林の中を歩いて家に戻った。

晩御飯を食べ、取ってきたベリー類をワレーラと二人で保存食にした。スマロージナは水につけて、葉っぱやごみや茎を取り、一部は冷凍に、一部は火にかけて沸騰させ砂糖を加えて、混ぜてビンに詰める。そして残りはミキサーでスマロージナと同じ量の砂糖を加えて混ぜ、それをそのままビンにつめておくという3種類の保存方法を教えてもらった。青いクルィジョーブニクは洗って茎を取って冷凍した。
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by irkutsk | 2007-08-06 17:29 | 日本語 | Comments(0)