待ちぼうけの一日(8月8日)
昼ごはんを食べた後、日本から持ってきた「小説すばる」という雑誌を読んでいたら眠たくなってきた。座ったまましばらくうとうとした後、今日の晩御飯の用意をすることにした。昨日いろいろと野菜を買ってきたので、ポテトサラダとカレーライスを作ることにした。ポテトサラダはジャガイモ、ニンジン、きゅうり、りんごを入れてマヨネーズで味をつけたが、マヨネーズに酸味が少なく日本のとは違うので思っていた味にはならなかった。カレーは缶詰の牛肉を使って、今回は少なめに作ったので2回くらいでなくなりそうだ。
夕方になっても結局ジェーニャは来ないし、学部長さんから電話もなかった。一日足止めされて、どこにも行けなかった。良い天気だったので何もないのなら外に行きたかったのに。外の気温は午前中は16-17度、午後から20度くらいになった。日本の暑さを思うと天国のような涼しさだ。
夕方、カレーを食べようとしていたら学部長さんが来て、食べたら上に来てくれということで、学校の玄関ホールに行くと、日本のことを話してくれと言われて、近くの教室に連れて行かれ生徒や先生10人くらいに日本の話をした。日本の季節のことや学校のこと、そして質問を受け軍隊は徴兵制なのか、日本人はどうして長生きなのか、ロシアでは5歳までは厳しくしつけるが、日本ではどうか、なぜ日本はあんなに発達したのかなどの質問が出された。簡単に答えられる質問ばかりではなくちょっと大変だった。
そのあと、生徒たちによる寸劇コンテストがあるというので一緒に見に行き、審査員もやった。生徒たちは8つぐらいのグループに分かれていて、それぞれのグループから男女2人で2つの劇をやり、その後いろいろな音楽に合わせて踊るというディスコまであり、1位から3位、そして名男優賞、名女優賞にスポンサー(MTSという携帯電話会社)から商品が渡された。
劇の後またディスコがあるのでどうかと誘われたが、断って部屋に戻って風呂に入って寝た。