d0021786_20143727.jpg阿川佐和子とよみうりランド慶友病院会長・大塚宣夫との対談である。次のような個所が参考になりました。

本人が食べたいものを食べていただくのが一番。「好きなものならのどを通る」。人間、年をとっても最後まで残る楽しみは「食べること」です。と同時に高齢者の生きる力を測る目安としても、とても大事。口に入れたものを飲み込めなくなる=食べられなくなる→ほどなく最期を迎える。

介護は長期戦と心得よ。最初から全力疾走したらゴールできません。駅伝方式を導入し、たくさんの人を巻き込み、関わる人みんなが時々休める仕組みを作ること。

一人、あるいは高齢者同士の暮らしは少々体調が悪くても自分で動かなければいけなくて、緊張感があります。一見過酷に見えますが、老化防止や認知症の進行を防ぐ特効薬でもあるんです。

家族による介護はお互いにとって負担、プロの介護を利用しよう。

自分は役に立っていると感じられることが大切。

75歳を過ぎたら、じっとしているだけで筋力は細り、関節は固くなり、バランスをとる能力もガタッと落ちていく。75歳を過ぎて使わなかったら、体はたちまち衰えます。老人に過労死なし。老人は頑張りすぎることはない。体はいつも「休ませてくれ、休ませてくれ」と言っている。自分の身体の声に素直にだまされちゃいけないんです。

自分の貯金は、自分の老後のために惜しみなく使う。家族にこそ介護費用を払う。

不安にかられて施設に入ることは絶対避けるべし。もし入るなら2~3年かけて短期間の入所を繰り返し、よく内容を見極めてからでも遅くない。最後に転がり込む先は、元気なうちに見定めて置く。

「看る力 アガワ流介護入門」 阿川佐和子、大塚宣夫著 文春新書1172 2018年6月20日発行 780円+税
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by irkutsk | 2018-10-07 14:13 | | Comments(0)