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ロシアとMacと日本語

カテゴリ:本( 416 )

d0021786_1111353.jpg2月10日にキノシタホールで映画「ここは退屈迎えに来て」を見ましたが、登場人物、時間があちこちして、椎名がこのいくつかのストーリーに関係しているということは分かったが、すっきりさせるために原作を読んでみました。原作自体が8つの話から構成されていて、どちらかというとそれぞれの話は独立した話である。

地方都市にいる高校生の東京へのあこがれ、そして東京へ行ってみてもそれだけでは何も変わらない。挫折や疎外感をもってまた故郷に帰ってくる。

高校時代、中心にいたのは椎名君。彼がいると楽しい、彼に恋する女生徒もたくさんいた。そんな椎名君だが、大阪へ行き、また地元に戻って自動車学校の教官をやっている。あれほど輝いていた椎名君だったが、社会人になるとその輝きは失われてしまった。

映画では出てこなかったアメリカ人留学生の話「アメリカ人とリセエンヌ」はおもしろかった。

若いとき自分は何者かになれると夢や希望、妄想を抱いていた若者が、結局何物にもなれなかったという話が多かった。

「ここは退屈迎えに来て」 山内マリコ著 幻冬舎文庫 2014年4月10日発行 540円+税
by irkutsk | 2019-03-06 05:50 | | Comments(0)

d0021786_21262073.jpgこの小説は4つの話からなっている。一つ一つが別の話かと思っていると、お互いに関連しあっていて、最後にすべてのつながりが明らかになっていく。テーマは「嘘」。

最初の話「心中花」は高校2年生の奈津実が火振り漁の漁師・崎村と知り合い、彼に万華鏡写真を見せてもらい、火振り漁が休みの満月の夜と雨の日にデートを重ねる。奈津実の父の会社・中江間建設は西取川の護岸建設工事を請け負っていたが、作業員のミスで工事に使う消石灰が流出したくさんの魚が死んだ。奈津実の父は事故を隠蔽しようとして一部の従業員を集め、死んだ魚たちを早朝までに回収して処分した。しかし3か月後に週刊誌で事故のことが報道され、住民の抗議運動が起き、護岸工事は野方建設に引き継がれた。その後、中江間建設には仕事が入らなくなり、会社をたたむことになった。そんな時期、奈津実は崎村と知り合うが、自分の名前を言えず、友だちの名前・秋川だと言う。

二つ目の話「口笛鳥」は小学5年生の「まめ」が、カメラ店で店主にさっきの客がお金を払わずにフィルムを持って出たと嘘をつき、店主がその男を追いかけている隙にカメラを盗む。ところがそれを見ていた「でっかち」に見つかる。「でっかち」は体が大きいので中学生だと思っていたら、次の日、同じクラスの転校生として紹介された。

三つ目の話は「無常風」。最初の話の奈津実の娘・歩実と崎村の息子・源哉が偶然遺影撮影専門の写真館でめぐり逢い、二人がいろいろな人の嘘を暴き、本当のことを調べていく。

最初から登場人物とその関係をしっかり頭に入れておかないと、混乱してしまいそうな話だった。でも、おもしろかった。

「風神の手」 道尾秀介著 朝日新聞社出版 2018年1月30日発行 1700円+税
by irkutsk | 2019-02-28 05:23 | | Comments(0)

d0021786_5221539.jpg日韓合同映画「デッドエンドの思い出」の原作ということで読んでみました。映画とはちょっと設定が違うけど、遠距離恋愛になった婚約者の高梨君と最近連絡が取れなくて、会いに行ってみると、知らない女の人と住んでいた。しかも彼らは結婚するんだと言っている。打ちのめされた私は同じ町で母の弟の叔父さんのやっているスナックの2階の空き部屋に住まわせてもらうことにした。そして叔父さんの店を任されている西山君とも親しくなる。彼といると何となく自由になったような気がする、そして元婚約者とのことも西山君に話した。お金を貸したことも。そして気持ちの整理もついたので帰る決心をした。西山君はその話を聞いて、翌日、私が貸したお金で買った車を高梨君から取り返してきてくれた。そして二人で町の大きな公園へ行き、イチョウ並木のイチョウの葉が山のように積もった中を歩く。映画では韓国から名古屋へやって来るという設定になっている。

この短編集には、「幽霊の家」、「おかーさん」、「あったかくなんかない」、「ともちゃんの幸せ」も含まれている。

「デッドエンドの思い出」 よしもとばなな著 文春文庫 2006年7月10日発行 457円+税
by irkutsk | 2019-02-27 05:17 | | Comments(0)

d0021786_10111692.jpg2月3日に映画「バーニング」を見に行き、その原作である村上春樹の「納屋を焼く」を読みたくて、図書館でこの本を借りてきました。村上春樹初期の短編作品が収められており、興味深いものでした。

「納屋を焼く」は文字通り今は使われていない、誰にとっても有用ではなくなく、なってもだれも困らない納屋を燃やすのが趣味だという彼。彼は彼女を通じて僕と知り合い、自分の趣味の「納屋を焼く」ことについて話す。近々この近くで納屋を燃やす予定だと予告した。僕はうちの近くにある使われていない納屋を調べ、毎日ジョギングの途中に5か所の納屋を見て回った。しかし、焼かれた納屋はなかった。久しぶりに彼に会ったとき、そのことを言うと、彼は平然と「燃やしましたよ」と答えた。さらに付け加えて「あまりにも近すぎてそれで見落としちゃうんです」と言った。その後、彼は「ところであれから彼女にお会いになりましたか?」と聞く。

納屋と人間を同列に並べ、役に立たないものは燃やしてもいい=殺してもいいという理屈で彼は行動していたようだ。まるでドストエフスキーの「罪と罰」でラスコーリニコフが社会に対して害悪しかもたらさない金貸しの老婆を殺してもいいんだと思った考え方に通じるものがある。

ほかにも「蛍」、「踊る小人」、「めくらやなぎと眠る女」、「三つのドイツ幻想」も収録されていてそれぞれ興味深い内容だった。

「蛍・納屋を焼く・その他の短編」 村上春樹著 新潮文庫 1987年9月25日発行 400円+税
by irkutsk | 2019-02-13 05:45 | | Comments(0)

d0021786_5543710.jpg竹脇正一は65歳を迎え定年退職となり、その翌日(12月16日)に送別会に出かけ、帰りの地下鉄の中で倒れ病院へ救急搬送され、集中治療室に入れられる。脳の出血がひどく、脳圧も高いため手術はできないという。

竹脇正一はどこで、どのようにして生まれたのか知らない。施設で育ち、高校を卒業すると新聞店に住み込みで働きながら、大学の奨学金をもらい大学を卒業し一流企業に入社する。

妻の節子は両親が離婚し、それぞれが再婚している。そして節子との間に春哉と茜の二人の子供をもうけるが、春哉は4歳の時に亡くなった。茜は正一と同じ施設で育ち、大工の棟梁になった永山徹のところにいた大野武と結婚した。

竹脇正一は集中治療室でたくさんのチューブにつながれ生死の境をさまよっていたが、そこに様々な人が訪れ、彼を連れ出す。と言っても彼の肉体はそのままそこに残っていて、魂だけが病院を抜け出していく。謎の老女マダム・ネージュとは地下鉄に乗って新宿の高層ビルにあるレストランで夕食を共にする。

次に現れたのは夏の日盛りの入り江に自分よりも少し若い女性がいた。彼女とはランチを共にし、いろんなことを話した。

また病院で彼を担当していた看護師は、毎日荻窪駅から20年以上、同じ車両に乗っていた児島さん。もちろん話をしたことはないのだが。

生死の境をさまよう竹脇正一の前にいろんな人が次々にあらわれ、そして彼らはみんな正一との何らかのつながりのある人で、まるで正一の人生を振り返っているようである。そんな彼らとの出会いの中で、正一は彼を捨てた母親と会うのだ。どんな状況の中で母親は彼を地下鉄の座席の上に置き去りにしていったのか。

そして彼の魂が抜け出して会った女性はそれぞれの年の母親だったのだ。

「おもかげ」 浅田次郎著 毎日新聞出版 2017年12月5日発行 1500円+税
by irkutsk | 2019-02-09 05:51 | | Comments(0)

d0021786_2033171.jpg日本びいきの恋人ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本への一人旅を命じられたアメリカ人青年ラリー。ニューヨーク育ちの彼は両親が早くに離婚し、どちらもラリーを引き取らなかったので、ラリーは祖父母に育てられた。祖父は太平洋戦争を戦い、口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。

成田空港に着いて、温水シャワートイレに驚く。シャトルを宇宙に飛ばす技術と用便のたびに肛門を洗浄する技術とは、いったいどちらが人類にとっての偉大な発明なのかと考えた。

リムジンバスに乗ってしばらくするとラリーは日本の交通ルールに気が付いた。ファストレーンを走る車は、追い越しを終えるとすぐに左の車線に戻るのである。しかも、車間距離は十分でちっとも無理はないのに、いちいちハザードランプを点滅させて「ありがとう」の意思表示をする。むろんクラクションなんて、誰も鳴らさない。ルールというよりマナーなのだろう。

バスが渋滞に巻き込まれて予定よりも15分遅れて新宿に到着した。運転手はその15分の遅れを詫びていた。この国では、結果的に予定が狂えばその原因いかんにかかわらず、サービスの提供者が責任を感じて謝らなければならないのだ。

ラリーは翌日、新幹線で京都へ向かったが、東京駅のホームで入ってきた新幹線の乗客が下りると、清掃員たちが乗り込みわずか一、二分間でゴミを集め、テーブルを拭き、シートの進行方向を逆転させ、背もたれのカバーを替えたのに驚いた。

京都では旅館に泊まり、懐石料理を堪能する。そして大阪、別府、釧路と旅を続けるのだが、京都の清水寺で着物姿の若い女性と知り合ったり、別府では温泉で年を取ったオーストラリア人と知り合いになったり、東京に戻って台風を経験し、台風の中で知り中学生の少年ジョージ(日本人)と知り合いになり、その母親と危うく関係を持ちそうになったり。

外国人が見た日本、日本人の外国人、とくにアメリカ人に対する態度などがおもしろく書かれている。

「わが心のジェニファー」 浅田次郎著 小学館文庫 2018年10月10日発行 750円+税
by irkutsk | 2018-10-26 20:31 | | Comments(0)

d0021786_1443872.jpg3.11東日本大震災の時、米空母ロナルド・レーガンは日本の東方1500㎞の海を航海していた。米韓共同軍事演習に参加するために朝鮮半島沖へ向かっていた。ところがトモダチ作戦に参加するため進路を変更し、3月13日には福島県沖に到着し、メルトダウンで発生した放射能ブルーム(雲)の下に入った。乗組員の多くは数日間にわたって海側に吹き付ける風に乗った強い放射能を浴びた。さらに海から取った脱塩水を料理やシャワーに使ったそうだ。彼らはその後、東電とメーカーの責任を問う裁判を起こした。

小泉は単身、アメリカへ渡りトモダチ作戦に参加した兵士たちと会った。そして帰国後、彼らに対して何かできないかと基金を設立し、2016年6月から2017年3月までの間に3億円を集め、彼らに贈った。

本書の中で小泉は「総理というものは、自民党だけの代表ではありません。全国民のリーダーです。だから、野党の意見も聞かなければいけない。無党派層の声はもっと耳を傾けないといけない」と言っています。今の安倍に聞かせてやりたい。

また彼がオンカロの核廃棄物処理施設を見て、10万年も保管し続けなければならない核のゴミを安全に保管できるところなど日本にはないと判断し、反原発を主張するようになった。原発は全然安い電力ではないし、廃棄物の処理のめども立たないのにこれ以上推進すべきではないと考えるようになった。そして愛弟子である安倍にそれを進言したが、安倍は受け入れることなく、旧来の原子力推進を引き続き行っている。

政界の裏側の話も書かれてあり、なかなか興味深く読むことができた。

「決断の時―トモダチ作戦と涙の基金」 小泉純一郎 取材・構成 常井健一 集英社新書 2018年2月21日発行 800円+税
by irkutsk | 2018-10-15 05:03 | | Comments(0)

d0021786_20143727.jpg阿川佐和子とよみうりランド慶友病院会長・大塚宣夫との対談である。次のような個所が参考になりました。

本人が食べたいものを食べていただくのが一番。「好きなものならのどを通る」。人間、年をとっても最後まで残る楽しみは「食べること」です。と同時に高齢者の生きる力を測る目安としても、とても大事。口に入れたものを飲み込めなくなる=食べられなくなる→ほどなく最期を迎える。

介護は長期戦と心得よ。最初から全力疾走したらゴールできません。駅伝方式を導入し、たくさんの人を巻き込み、関わる人みんなが時々休める仕組みを作ること。

一人、あるいは高齢者同士の暮らしは少々体調が悪くても自分で動かなければいけなくて、緊張感があります。一見過酷に見えますが、老化防止や認知症の進行を防ぐ特効薬でもあるんです。

家族による介護はお互いにとって負担、プロの介護を利用しよう。

自分は役に立っていると感じられることが大切。

75歳を過ぎたら、じっとしているだけで筋力は細り、関節は固くなり、バランスをとる能力もガタッと落ちていく。75歳を過ぎて使わなかったら、体はたちまち衰えます。老人に過労死なし。老人は頑張りすぎることはない。体はいつも「休ませてくれ、休ませてくれ」と言っている。自分の身体の声に素直にだまされちゃいけないんです。

自分の貯金は、自分の老後のために惜しみなく使う。家族にこそ介護費用を払う。

不安にかられて施設に入ることは絶対避けるべし。もし入るなら2~3年かけて短期間の入所を繰り返し、よく内容を見極めてからでも遅くない。最後に転がり込む先は、元気なうちに見定めて置く。

「看る力 アガワ流介護入門」 阿川佐和子、大塚宣夫著 文春新書1172 2018年6月20日発行 780円+税
by irkutsk | 2018-10-07 14:13 | | Comments(0)

d0021786_614014.jpg2012年、中国はロシア、韓国に反日統一共同戦線を提案し、米国をもそれに参加させようとしていた。そして2013年、首相になった安倍晋三は小泉も行っていた靖国参拝を行ったところ、中国、韓国からはもちろんロシア、イギリス、EU、オーストラリアからも批判され、アメリカからも「失望した」と言われた。見事に中国の罠にはまった安倍総理だった。

しかしその後、中国の反日統一共同戦線の無力化を図るために、安倍は何を行ったか。2013年9月、ロシアのクリミア併合で救われることになった。世界のGDPの53%を占めるアメリカ、EU、日本が対ロ経済制裁で一体化した。だが中国は石油、ガスの安定供給(中国の天然ガスの25%はロシアから)のためにロシア側についた。

さらに2013年10月、中国は「一帯一路構想」を打ち出し、AIIBを設立した。2015年3月、イギリスがアメリカの制止を無視してAIIBに参加した。それを見てフランス、ドイツ、イタリア、韓国、ロシア、ブラジル、エジプト、スウェーデンなどアメリカとの同盟国57か国が参加した。日本の財務官僚は「あれはただの発展途上国の集まり。アメリカが釘を刺しているので先進国は相手にしない」という誤った情報を官邸にあげていた。だが日本だけはアメリカを裏切らなかったということで、結果オーライということになった。

筆者は、尖閣だけではなく沖縄の領有権も日本にはないとする中国の発言、それに基づいた様々な行動を見る中で、中国は日本を孤立させ、尖閣のみならず沖縄も自国の領土にしようとしているとしていると主張している。そのために中国は、日本を孤立させるために反日統一共同戦線を構築しようとしてきた。日本は反日統一共同戦線を作らせないために、日米同盟を強化し、ロシア、韓国とも良好な関係を築くことが重要だと言っている。

第二次世界大戦では、日本は満州国の独立をめぐって国際連盟を脱退し、世界から孤立してしまった。それゆえに開戦当初からあの戦争には勝てる見込みは全くなかった。中国の孫氏の兵法に「最上の戦いは敵の謀略を読んで無力化すること、その次は敵の同盟、友好関係を断ち切って孤立させること、それができなければ敵と戦うことになるが、城攻めは最後の手段である」というのがある。中国はアメリカ、ロシア、韓国と一体化して日本をつぶすという戦略であるから、日本は中国の狙いと反対のことをすればよいのだと言う。

複雑な世界情勢を、事実をもとにわかりやすく説明してくれる本である。

「中国に勝つ 日本の大戦略」 北野幸伯著 育鵬社 2017年12月11日発行 1600円+税
by irkutsk | 2018-10-04 06:00 | | Comments(0)

d0021786_1458347.jpg2013年に税制が改正され、相続税の基礎控除が5000万円+1000万円×法定相続人の数から、3000万円+600万円×法定相続人の数になった。

妻と子供が二人の場合、4800万円までは非課税となる。相続税は被相続人の財産総額に基づいて相続税額を算出し、相続した金額の割合に応じて各相続人が負担する

死亡保険金はみなし相続財産として課税されるが、500万円×法定相続人の数だけは課税の対象から外される。また葬儀費用(斎場への支払い、お坊さんへのお布施なども含まれる)も財産から引くことができる。

親が死んで、相続となったらまず財産の洗い出しを最初にしなければならない。預金だけなら簡単なのだが、不動産、株券、債券などがあると厄介だ。また子どもが知らない財産が出てくるかもしれない。

相続は財産だけではなく、借金も一緒に相続しなければならないので、多額の借金がある場合は相続放棄した方がいいかもしれない。だが相続放棄の期限は被相続人の死後3か月以内にしなければならない。

次に相続税の納付は被相続人の死後10か月以内に申告、納付しなければならない。

またこんな便利な制度があるのも今まで知らなかった。それは配偶者の税額軽減で実際に取得した賞味の遺産額が1億6000万円まで、あるいは法定相続分相当額までであれば配偶者には相続税の負担がかからない。

また、小規模宅地の評価減という制度があり、特定居住用宅地は家族が継続して自宅に居住することを条件に80%の評価減を受けることができる。ただし、老人ホームに入居すると自宅は別荘とみなされ、この評価減の制度は受けられなくなるので要注意。

最期に賢い相続のテクニックとして、1年に110万円までの基礎控除がある贈与をうまく使いこなせば、死んだ後で妻や子供たちが高い相続税を払わなくてもすむかもしれない。贈与は妻や子供だけでなく孫にもできるし、しかも人数制限はなく1人について110万円までは非課税となる。これも口頭で贈与しても証拠が残らないので、自筆の署名と押印くらいはして、誰にいくら贈与するということを書いておくといい。

この本を読んでいて、感じたのは死ぬのは親から順番に死なないといけないということだ。我が家の場合、91歳の母親の遺産は私と兄が50%ずつ相続することになるが、もし私か兄が先に死ぬようなことがあると、母親の財産はすべて残っている子ども一人にいくことになってしまう。まあそんなときは話し合いによって半分ずつ分ければいいのかもしれないが、法的には嫁には相続権がないので1銭ももらえない。

自分の財産の残し方についても60歳を過ぎたら考えておかなくてはいけないと考えさせられた1冊だった。

「大相続時代がやってくる」 田中陽著 NHK出版新書419 2013年11月10日発行 740円+税
by irkutsk | 2018-09-27 14:57 | | Comments(0)