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カテゴリ:映画( 463 )

「女は二度決断する」を見に行きました(4月23日)

d0021786_20415995.jpg伏見ミリオン座へ「女は二度決断する」を見に行きました。

ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリと息子のロッコを失う。爆発物は可燃性の肥料と軽油、それに釘を入れて作られたものだった。警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていたが、ヌーリの店の前に、後ろに箱をのせた新しい自転車に鍵もかけずに行こうとする女に、「鍵をかけなと盗まれるわよ」と忠告したというカティヤの証言もあり、ネオナチの若い男女が逮捕された。

裁判で、爆発によって二人の身体がどのようになったのかを警察の担当者が証言するのを聞いていられず、退廷することにしたが、その途中、夫と子供を殺した女に飛びかかる。また裁判ではギリシャ人のホテル経営者が、彼らはその日、ギリシャの自分のホテルに泊まっていたという証言をする。また当初、トルコ人同士の抗争という線で捜査をしていた警察は彼女の家を家宅捜索し、大麻やコカインなどを見つける。それは彼女が二人の死の悲しみから使っていたものだと言う。

だが裁判は、薬物を使用している彼女の目撃証言は信頼できないと相手の弁護士は主張し、結局、彼らは無罪となる。

カティヤは裁判で証言したギリシャ人のホテル経営者のホテルを訪れ、彼がいない間に、妻に二人の写真を見せて、探しているのだがここに泊ったことはないかと聞く。彼女はここにはギリシャ人しか来ないと答える。そこに夫が戻ってくる。彼女は逃げるが、その途中でうまく彼をまいた後、彼の車を追跡していくと、ヌーリとロッコを殺した二人の元へ行き、女が来たから注意するようにと言っていた。

カティヤはどうするのか。弁護士からは電話が何度もあり、明日が上告の期限だから明日必ず来るようにということだった。彼女はどうするのか。

ドイツ警察の戦後最大の失態と言われるネオナチによる連続テロ事件。初動捜査の見込み誤りから、10年以上も逮捕が遅れ、その間、犯人は殺人やテロ、強盗を繰り返した。それらの実際の事件に着想を得て『女は二度決断する』は生まれた。


「女は二度決断する」 2017年ドイツ 106分 監督:ファティ・アキン 出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、サミア・シャンクラン、マーマン・アチャルほか
「女は二度決断する」公式サイト
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by irkutsk | 2018-04-23 16:40 | 映画 | Comments(0)

「馬を放つ」を見に行きました(4月9日)

d0021786_937041.jpg名演小劇場へ「馬を放つ」を見に行きました。

中央アジアの美しい国、キルギス。妻、幼い息子と3人でつつましく暮らす男は、村人たちから“ケンタウロス”と呼ばれていた。そんなレニは誰にも打ち明けていない秘密があった。

豊かな大地を馬で駆け、自然の恵みを受けてきた遊牧民を祖先に持つキルギスの民。その地には、馬と人間を結び付け、村人たちを団結させてきた伝説が息づいていた。しかし、流れる時の中で失われつつある伝説を、ある理由から強く信じているケンタウロスは、人知れず厩舎に忍び込み、馬を盗んでは野に放っていた。次第に馬泥棒のゾンザイが問題になり、犯人を捕まえるために罠が仕掛けられるが…。現代を生きる我々が手に入れ、そして失ってしまったものとは何なのか。「馬を放つ」は、純粋なひとりの男の姿を通し、未来へ向けた普遍的メッセージを投げかけた。

ケンタウロスは50過ぎ、彼の妻は20代で聾者で、子どもがいつまでも話すようにならないのを心配している。彼にできるだけ子どもに話しかけるように頼む。彼も子どもと一緒に遊び3人仲睦まじく暮らしていた。

だが、ケンタウロスは未亡人がやっているマクシム売りの未亡人の露店によく通い、彼女が帰るときに荷物を持ってやり、うちまで送っていったりする。そんなことからケンタウロスは浮気をしていると周りの女たちは見て、彼の妻に告げ口する。信じられない妻はその女の家へ行こうとすると、なんと女の家からケンタウロスが出てくるのを見てしまう。

子どもを連れて妻は家を出てしまう。しかし、やがて帰ってくるのだが、その時には悲劇が待っていた。

時代の流れを受け入れられず、馬と人間との関係を大切にし、馬を名誉や権力のために使うことを許せなかったケンタウロス。そして彼自身も時代の犠牲者となったのだった。

「馬を放つ」 2017年キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本合作 89分
監督:アクタン・アリム・クバト 出演:アクタン・アリム・クバト、ヌラリー・トゥルサンコジョフ、ザレマ・アサナリヴァほか
「馬を放つ」公式サイト
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by irkutsk | 2018-04-09 16:35 | 映画 | Comments(0)

「シェイプ・オブ・ウォーター」を見に行きました(3月28日)

d0021786_11402169.jpgセンチュリーシネマへ「シェイプ・オブ・ウォーター」を見に行きました。

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で掃除婦として働くイライザは、ひそかに運び込まれた不思議な生き物を見てしまう。アマゾンの奥地で神のように崇められていたという”彼“の奇妙だがどこか魅惑的な姿に心を奪わてしまい、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。子どもの頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、”彼“との間には言葉は必要なかった。音楽とダンスに手話、そして熱いまなざしで二人の心が通い始めた。そんなとき、彼が間もなく解剖されると知る。イライザは”彼“を救うため、国を相手に毅然と立ち上がるのだが…。

研究所にソ連のスパイが忍び込んでいて、彼もこの生物を殺すように命じられていた。しかし、ソ連のスパイはイライザが”彼“を助けるのを手伝う。研究所では”彼”がいなくなったことで、大騒ぎになり、イライザたちも質問されるが、まさか掃除婦が“彼”を連れだしたとは思っていなかった。

果たして、“彼”とイライザはどうなるのか。ちょっとハラハラドキドキする場面もあり、楽しめた映画でした。

この映画の中にソ連のスパイとその仲間が出てくるのですが、彼らが話している言語はロシア語でした。今までのアメリカ映画というとすべて英語で、すごく違和感があったのですが、この映画ではロシア人はちゃんとロシア語を話して、それが映画をよりリアルにしていました。

「シェイプ・オブ・ウォーター」 2017年アメリカ 124分 監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:サリー・ホーキンス、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス他

「シェイプ・オブ・ウォーター」公式サイト
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by irkutsk | 2018-03-28 17:37 | 映画 | Comments(0)

「プラネタリウム」を見に行きました(3月11日)

d0021786_11371318.jpgキノシタホールへ「プラネタリウム」を見に行きました。

1930年代。アメリカ人スピリチュアリストのローラとケイトのバーロウ姉妹は、憧れのパリへと向かう。聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。死者を呼び寄せる降霊術ショーを披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな二人の才能に魅せられたやり手の映画プロデューサーのコルベンは、世界初の映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして姉妹の力は本物なのか?
見えない世界を見せられるのか?姉妹の運命が狂いだす―。

1930年代のパリということで、第2次世界大戦を前にドイツが力を持ち始め、ユダヤ人に対する迫害も始まり始めます。コルベンはポーランド国籍のユダヤ人だったのです。映画会社の株主や労働者、監督も彼の降霊術の映画を撮るという無謀な企画に愛想をつかし、やがて彼は逮捕されます。

第二次世界大戦の前、贅沢の極みを尽くした映画会社オーナーと彼の家で贅沢三昧の生活を味わう二人の未来に待ち構えているのは…。

「プラネタリウム」 2016年フランス・ベルギー合作 108分 監督:レベッカ・ズロトブスキ 出演:ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップ、エマニュエル・サランジュ、ルイ・ガレル、アミラ・カサールほか
「プラネタリウム」公式サイト

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by irkutsk | 2018-03-11 17:35 | 映画 | Comments(0)

「リバーズエッジ」を見に行きました(2月19日)

d0021786_4543255.jpgミッドランドスクエアシネマへ「リバーズエッジ」を見に行きました。

1993年に雑誌「CUTiE」で連載されていた岡崎京子の同名漫画を、行定勲監督、二階堂ふみ、吉沢亮の出演で実写映画化された作品。

女子高生の若草ハルナは元恋人の観音崎にいじめられている同級生・山田一郎を助けたことをきっかけに、一郎からある秘密を打ち明けられる。それは河原に放置された人間の死体の存在だった。山田が見つけたときはまだ肉がついていたというが、ハルナが見せられたときはすでにミイラ化していた。彼はこの死体を見ると落ち着くのだという。ハルナの後輩で過食しては吐く行為を繰り返すモデルの吉川こずえも、この死体を愛していた。

一方通行の好意を一郎に寄せる田島カンナ、売春をし、誰の子どもかわからに子を妊娠する小山ルミ、その姉は過食で、引きこもりで、異常に太っていて、漫画を描き続けている。

一郎はホモで田島カンナには関心がない。彼が思いを寄せるのは1学年上のスポーツが得意な男子生徒。一郎は彼を見ているだけでいいんだとハルナに話す。

ハルナと一郎が付き合っていると思い込んだ田島カンナはハルナの家に火をつける。そして自分も誤って転落して死んでしまう。

ただ誰とでもやりたいだけの観音崎。

映画の途中で登場人物一人一人にインタビューが行われ、彼らの家族のことや生い立ち、自分の生き方などを語らせる。

なかなか奥の深い映画だった。

「リバーズエッジ」 2018年日本 118分 監督:行定勲 出演:二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨ほか

「リバーズエッジ」 公式サイト
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by irkutsk | 2018-02-19 11:50 | 映画 | Comments(0)

「南瓜とマヨネーズ」を見に行きました(2月18日)

d0021786_4501052.jpgキノシタホールへ「南瓜とマヨネーズ」を見に行きました。

漫画家・魚喃キリコの代表作「南瓜とマヨネーズ」を実写映画化したもの。

ライブハウスで働くツチダ(臼田あさ美)は同棲中の恋人・せいいち(太賀)がミュージシャンになる夢をかなえるため、内緒でキャバクラで働きながら生活を支えていた。一方で、自分が抜けたバンドがレコード会社と契約し、代わりにグラビアアイドルをボーカルに迎えたことに複雑な思いを抱え、スランプに陥っていたせいいちは、仕事もせず、毎日ダラダラとした生活を送っていた。そんなときツチダは店に来た客・安原(光石研)からもっと稼げる仕事があると愛人契約を持ちかけられる。

ある晩、隠していた愛人からのお金が見つかってしまい、ツチダがその男と体の関係を持っていることを知ったせいいちは働きに出るようになる。そしてツチダが以前のようにライブハウスだけで働き始めた矢先、今でも忘れられない過去の恋人ハギオ(オダギリジョー)が現れる。蓋をしていた当時の思いが蘇り、過去にしがみつくようにハギオとの関係にのめり込んでいく。

せいいちにしても、ツチダにしても、ハギオにしてもひどい人間たちばかりだという印象を持った映画だった。せいいちは自分が抜けたバンドがレコード会社と契約したことに嫉妬し、ツチダは金を稼ぐために安易に愛人契約を結ぶし、ハギオはツチダの気持ちをもてあそぶいい加減な奴だし。

「南瓜とマヨネーズ」 2017年日本 93分 監督:冨永昌敬 出演:臼田あさ美、太賀、
浅香航大、若葉竜也、大友律ほか
「南瓜とマヨネーズ」公式サイト

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by irkutsk | 2018-02-18 17:47 | 映画 | Comments(0)

「The Promise 君への誓い」を見に行きました(2月12日)

d0021786_5512155.jpgセンチュリーシネマへ「The Promise 君への誓い」を見に行きました。

1914年第一次世界大戦がはじまる前夜のオスマン・トルコ帝国が舞台。オスマントルコの小さな村・シルーンの薬剤師のうちに生まれたアルメニア人青年・ミカエルは、イスタンブールへ行って医学を学びたいという。彼の家にはそんなお金はなく、婚約者マラルの持参金(金貨400枚)をもらって、コンスタンチノープルへ。コンスタンチノープルでは父の従弟・メスロブの家に住み、医科大学へ通った。

大学で知り合ったトルコの大物政治家の息子・エムレやメスロブの娘たちの家庭教師・アナと友人になる。パリから帰国したばかりというアナにあこがれを抱くミカエルだったが、アナにはアメリカ人ジャーナリスト・クリスという恋人がいた。

第一次世界大戦が始まり、トルコも参戦。ミカエルにも徴兵の招集がかかるり、ミカエルは医学生だから徴兵免除をと申請するが、受け付けてもらえず困っていると、エムレがやってきて役人に賄賂をつかませ、彼を救ってくれた。

戦意高揚とともに国内ではトルコの民族主義が高まり、アルメニア人への差別と弾圧が横行し始めた。トルコ中部を取材に訪れたクリスは軍によって住処を追われ砂漠を歩かされているアルメニア人の行列集団を目撃する。抵抗したものは容赦なく殺され、さらし者にされる。

一方ミカエルとアナは、アルメニア人を狙う暴徒と遭遇。ミカエルも襲われて怪我を負い、アナと一緒に近くのホテルに避難する。同じ部屋で過ごした二人はその晩に結ばれる。

翌日、メスロブのうちに戻ると、メスロブがいわれのない反逆罪で逮捕されていた。ミカエルはエムレに助けを求め、刑務所に行くが、逆に彼は拘束され、強制労働の現場に送られる。

何とかそこから逃げ出したミカエルは自分の村シルーンに戻る。母親はすぐにでもマラルと結婚して山の上に小屋に隠れているようにと言い、翌日結婚式を挙げる。しばらく山の上の小屋での平穏な生活が続き、マラルはミカエルの子を身ごもった。

その頃、アナとクリスはメスロブの妻と子供たちを連れてシルーンのミカエルのうちにやって来る。母親はミカエルは死んだとアナに告げる。アナとクリスはアルメニア人の孤児たちを国外へ逃がす教会の仕事を手伝っていた。だがトルコ軍の魔の手はシルーンやアナたちのもとへもやって来る。

150万人のアルメニア人が虐殺された事件をトルコ政府は今も認めていない。どうしてこんな悲惨な事件が起こるのか。自分たちに抵抗できない弱い者を力で抹殺しようとする。日本も植民地とした韓国、台湾、中国で多くの人々を虐殺してきた。ドイツ人はユダヤ人を虐殺してきた。

自国第一、自分の国はすばらしいという意識の裏返しとして、他国(しかも弱い立場の民族の)はどうしようもない厄介者だ。だから殺してしまえという論理だ。そこには様々な価値観、考え方、政治的意見、生き方があることを認め、共存していこうという姿勢はない。他の意見を認めない、力や数で反対派の意見を抹殺し、自分達の思い通りにすべてを決め、強行していく。今の日本の政府・自民党に同じようなものを感じるのは私だけだろうか。

「みんなと同じ」がいいことで、「みんなと違う」のは悪いことという意識が国民の中に植え付けられ、常に「みんな」の側に身を置いておこうとする。だが、その結果生きづらくなり、心身に支障をきたし、あるいは自ら命を絶ってしまうこともある。100年以上前のアルメニアの話だったが、現代の日本に生きる私たちにとっても考えさせられる映画だった。

「The Promise 君への誓い」 2016年スペイン・アメリカ合作 134分 監督:テリー・ジョージ 出演:オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベール、アンジェラ・サラフィアン、ジェームズ・クロムウェルほか

「The Promise 君への誓い」公式サイト
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by irkutsk | 2018-02-12 17:50 | 映画 | Comments(0)

「不思議なクニの憲法2018」を見に行きました(2月5日)

d0021786_15121151.jpg名演小劇場へ「不思議なクニの憲法2018」を見に行きました。

憲法改正が叫ばれている昨今、いったい誰が、何のために、憲法のどこを、どういう風に変えようとしているのかを考えさせてくれるいい映画でした。ドキュメンタリー映画ですが、インタビュー受けている人たちがそうそうたるメンバーです。

出演者は瀬戸内寂聴、孫崎享、長谷部恭男、伊勢崎賢治、三浦陽一、赤松良子、船田元、伊藤真、井上達夫カレル・ヴァン・ウォルフレン、樫十萌子、元山仁士郎、水野スウ、原田謙介、斎藤優里彩、日比野和真、太田啓子、辻仁美、上原聖子、高塚愛鳥、小原美由紀、安積遊歩、安積宇宙、月股美子、月股可菜子、小林照子、永井鞠子、松本侑壬子、宮崎絢子、竹下景子(ナレーション)

憲法は確かにアメリカに押し付けられた憲法です。当時の情勢では日本を徹底的に武装解除し、二度と戦争をしないように、一切の戦力を持たせない。もちろん自衛のための戦力も持たせない。安全は国連に任せるという内容でした。ところが朝鮮戦争が始まり、在日米軍は朝鮮へ送り込まれ、在日米軍がいないあいだに左翼が権力を握ると困るというアメリカの意向の下、警察予備隊が作られました。そしてその時から9条はその条文と現実の間に齟齬をきたすようになりました。

憲法は9条だけではありません。国民の基本的人権を非常事態条項を作ることによって、制限しようとする動きや、男女差別、マイノリティへの差別などなど、日本国憲法は人類の理想であり、それを実現するためには国民は不断の努力をしなければならないと書かれています。現実に合わせるために、憲法改正するというのは本末転倒です。

「マガジン9」に松井久子さんがこの映画を作ろうと思ったきっかけや、インタビューする人の人選、この映画にどんな思いを込めたのかなどを述べています。ぜひご覧ください。


「不思議なクニの憲法2018」 2016年日本 122分 監督:松井久子
「不思議なクニの憲法2018」公式サイト
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by irkutsk | 2018-02-05 17:10 | 映画 | Comments(0)

「ロング,ロングバケーション」を見に行きました(1月29日)

d0021786_20325284.jpg伏見ミリオン座へ「ロング,ロングバケーション」を見に行きました。

アルツハイマーが進行中の元教授のジョンと、末期がんに侵されている妻のエラ。夫婦生活は半世紀を迎え、子どもたちも巣立ったことで人生の責任も果たしきり、夫婦水入らずの自分たちだけの時間を過ごすことができるようになった。ジョンが敬愛するヘミングウェイが暮らした家のあるキーウエストを目指し、愛車のキャンピングカーで旅に出た2人は、毎晩思い出のスライド写真でこれまでの人生を振り返りながら、ひたすら南を目指して進んでいく。

彼らには娘と息子がいたが、娘は嫁ぎ、もう孫が二人いる。息子は両親と一緒に住んでいる。子どもたちに迷惑をかけたくないという思いから、末期がんのエラはジョンが行きたがっていたヘミングウェイの家があるキーウエストを目指す。途中、強盗に襲われたり、ガソリンスタンドでジョンに置いてきぼりにされたり、ヘミングウェイの家でエラが倒れ、救急車で運ばれたりと様々なハプニングに襲われながらも、時々正常な状態になるまだらボケ状態のジョンと余命いくばくもないエラの珍道中は続く。

だが最後には悲しい結末が待っていた。どうしてエラはこういう悲しい人生の終わり方をしたのか理解できなかった。親子とは何かを考えさせられる映画でした。親は子どもを育てるというすばらしい体験を子どもにもらった。それはお返しなどを期待してではなく、まさに無償の愛で育て、子どもからはその都度笑顔ややさしさなど十分な幸せを受け取っている。

「ロング,ロングバケーション」 2017年イタリア 112分 監督:パオロ・ビルツィ 出演:ヘレン・ミレン、ドナルド・サザーランド、ジャネルモロニー、クリスチャン・マッケイ、ダナ・アイビほか
「ロング,ロングバケーション」公式サイト
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by irkutsk | 2018-01-29 17:31 | 映画 | Comments(0)

「ジオストーム」を見に行きました(1月27日)

d0021786_11412868.jpgミッドランドスクエアシネマへ「ジオストーム」を見に行きました。

2019年、災害が地球を襲い、18ヶ国は結束し、地球を周遊する国際気候宇宙ステーション(ICSS)により、自然災害から防衛するシステム「ダッチボーイ」を使用し始めた。全世界の天候は精巧なシステムで完璧に管理され、人類は永遠の自然との調和を手に入れたかに思えた。

ところが、ある日突然、衛星が暴走を始めた。リオデジャネイロが寒波に、香港が地割れに、ドバイでは大洪水が、そして東京では直径50センチもある雹が降ってきた。この星をすべて破壊しつくさんばかりの、想像を絶する空前絶後の巨大災害が次々と勃発。なぜ? 一体地球はどうなるのか!

この地球滅亡の危機を受け、衛星の生みの親である科学者・ジェイクは、仲間の待つ宇宙ステーションへと飛び立っていく。

ウィルスは、ICSS全体に影響を及ぼしていた。すると、ICSSは自己破壊プログラムを作動させる。ジェイクは、「ダッチボーイ」が地球を破壊する可能性があった場合、自己破壊するようにプログラムしていたのだった。

ジェイクは、ICSSのメンバーであるダンカンがスパイであると気付き、立ち向かう。乗組員が避難する中、ジェイクは再起動を確実にするため、留まることに決める。
ジェイクの弟・マックスとその恋人・サラは、大統領をNASA施設へと護衛する。ジオストームを止めることはできるが、ICSSの破壊は止めることができないと判明する。ジェイクは、衛星に逃げ込み、爆発するICSSからなんとか逃げ延びることに成功したのだった。
そして近くを飛んでいたシャトルに救出されるのだが、そのシャトルの乗組員はメキシコ人だった。
何となく反トランプ色が濃い映画だった。結局は人間の悪意がとんでもない事態を引き起こすことになり、最悪の事態は避けられたが、これだけの巨大システムを運営できるほど人間はまだ成長していないのだと思わせられた。

「ジオストーム」 2017年アメリカ 109分 監督:ディーン・デブリン 出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララほか
「ジオストーム」公式サイト
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by irkutsk | 2018-01-27 17:40 | 映画 | Comments(0)

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