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カテゴリ:映画( 495 )


「天気の子」を見に行きました(8月5日)

d0021786_625190.jpgミッドランドスクエアシネマへ「天気の子」を見に行きました。

離島から家出し、フェリーで東京へ向かう高校1年生の帆高。フェリーの中でデッキから転がり落ちそうになった時、腕をつかんで助けてくれた須賀圭介に助けられる。お礼に彼に食事をご馳走する。そして東京について、別れ際に「困ったことがあったら、いつでも連絡してよ」と名刺を渡してくれた。その年の東京はずっと雨が降り続き、晴れる日はほとんどなかった。

帆高は漫画喫茶でしばらく過ごし、仕事を探そうとしたが16歳で身分証明書を持っていないものを雇ってくれるところはどこもなかった。手持ちの現金も少なくなり、漫画喫茶を出て、新宿界隈をうろついているうちに疲れ、とあるビルの入り口で座り込んで眠り込んでいた。そこに水商売のホステス2人と、彼女たちを引き抜こうとする男二人がやって来て、穂高を追い出す。その時に穂高の足の前に自分の足を出し転ばせる。転んだ拍子にゴミ箱をひっくり返し、慌ててこぼれた中身を元に戻す。その中に封筒に入ったピストルがあった。おもちゃのピストルだろうと思ってもらっておくことにする。

仕方なくマクドナルドに行き、コーンスープ一杯を頼み、テーブルにうつ伏せになっていると、店員が寄ってきてハンバーガーを置いていく。「頼んでないけど」というともう三日もコーンスープしか飲んでないでしょう。内緒だよ」と言う。これが陽日との出会いだった。

彼女は母親を病気で亡くし、弟と二人で住んでいる。母親がまだ病院に入院していた時、病室の窓から、雨が降っているのにある場所だけ太陽の光がさしているところがあった。陽日は思わず病室を飛び出し、そこへ行こうと駆けだす。そこは代々木駅近くの廃ビルだった。非常階段を上って屋上へ行くと赤い社があり、そこを越えると空と一体化したような不思議な感覚になった。この時から、彼女は祈ることによって、晴を作り出すことができる晴れ女になったのだった。だが同時にそれは過酷な運命をも併せ持っていた。

帆高と陽日が再び出会い、ネットでお天気にするというバイトを始めた。そして晴れを求めている人たちに喜びを与えていた。だが…。

気候や天気を人間の力で変えられるなんてできないと思った。最近の地球温暖化の話も嘘くさい。地球は何億年も前から暖かくなったり、寒くなったりを繰り返しており、暖かい時期と言うのは歴史的に見て非常に短い。温暖化が叫ばれる前は、寒冷化を危惧する声が圧倒的だった。人類が生き延びることを考えるなら、温暖化対策よりも寒冷化対策を本当に考えなければならないと思うが、すべてが金儲けの対象になっている資本主義の社会では無理かもしれない。人類は自然と共存することを目指し、自然を変えようなどと無駄な努力をすべきではないと思う。

「天気の子」 2019年日本 114分 監督・原作:新海誠 声の出演:醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、吉柳咲良、平泉成ほか
「天気の子」公式サイト

by irkutsk | 2019-08-05 17:00 | 映画 | Comments(0)

「風をつかまえた少年」を見に行きました(8月4日)

d0021786_67082.jpg伏見ミリオン座へ「風をつかまえた少年」を見に行きました。

2001年のアフリカ南東部の国マラウイで実際にあった話を映画化したもの。国民の80%は農業に従事しているが、天候に左右され洪水の後には干ばつがあり、主人公のウイリアムの住む村も干ばつでトウモロコシは枯れ、来年の収穫までどうやって過ごすか悩む両親の姿を見ていた。お祈りで雨を降らすことはできないという合理的な考えを持っている両親だったが、どうしていいか途方に暮れ、食事は1日1回になった。

ウイリアムは中学校に通い始めたが、授業料が払えずに退学させられる。だが彼は学校の図書館で見た「エネルギーの利用」という本が忘れられず、担任の先生に頼んでこっそり図書館に入れてもらう。

大統領が村にやって来て、歓迎の集会が催され、族長が緊急の援助物資を出そうとしない大統領を批判すると、演壇から引きずり下ろされ、裏の方へ連れていかれ大統領の側近たちに殴る、蹴るの暴行を受けた。

若者たちは村を出て行こうとしていたが、ウイリアムは風車で電気を作って、そのでんきでポンプを動かし水をくみ上げれば乾季でも作物が作れるとみんなを説得し、風車づくりに協力してもらう。電気の普及率は2%で、もちろんウィリアムの村には電気が来ていない。

風車で自転車のタイヤを回し、それにダイナムをつけて電気を起こし、拾ってきた車のバッテリーにつなげ、井戸から水をくみ上げるポンプにつなげるというシステムだった。ダイナモは姉が駆け落ちした中学校の先生の自転車のダイナモを譲ってもらったが、時点紗yのタイヤを取り付けるには、父親の自転車を解体して利用する必要があった。最初は頭ごなしに叱られたが、やがて彼の本気を理解して自転車の解体利用を許す。

村の大人たちも参加して風車を作り、木で組んだ塔の上に風車と自転車のタイヤ、それにダイナモを取り付けて、ゴミ捨て場から拾ってきた電線でやはり拾ってきたバッテリーにつなぎ、そこからポンプにつないだ。

そして見事水が組み上げられ、族長のうちにあったトウモロコシを畑にまき水を流した。

アフリカでは今も飢饉の度に食糧難で多くの人が亡くなっている。そして食糧難が争いを引き起こしている。一人の少年の工夫が村を救った感動の物語だった。電気や食べ物を湯水のように浪費している日本の現状を改めて考えさせられる映画だった。電気は使用を抑え、自然エネルギーにするべきだと思った。資本主義は浪費を推奨し、無駄にいろんなものを使わせることによって成り立っている。今一度、自分たちの生活、社会のシステムについて考えてみたい。

「風をつかまえた少年」 2018年イギリス・マラウイ合作 113分 監督:キウェテル・イジョフォー 出演:マックスウェル・シンバ、キウェテル・イジョフォー、アイサ・マイガ、リリー・バンダ、レモハン・ツィパほか
「風をつかまえた少年」公式サイト

by irkutsk | 2019-08-04 17:05 | 映画 | Comments(0)

「アンノウン・ソルジャー」を見に行きました(7月27日)

d0021786_2039883.jpg名演小劇場へ「アンノウン・ソルジャー」を見に行きました。

1941年、前年にソ連との”冬戦争‼に破れてカレリア地方を失ったフィンランドはソ連から領土を取り戻すためにソ連に侵攻、“継続戦争”が勃発する。この戦争でフィンランドは400万人の人口に対して50万の軍隊を組織、さらには近隣sy国で唯一ソ連と敵対しているナチス・ドイツと手を組み、強大なソ連軍相手に戦いを挑む。親鸞ド軍のある機関銃中隊に所属する4人の兵士、ソ連に奪われた農地を取り戻したい熟練兵ロッカ、婚約者を残し最前線で戦う将校カリルオト、中隊を率いる部下思いの隊長コスケラ、そして心優しい兵卒ヒエタネン、それぞれの守りたいもの、帰りたい場所のためにソ連との旧国境も超えて戦い続けていく。

結局ソ連からは領土を取り戻すことはできず、ペツァモ州も奪われ、63,204人の死者と158,000人の負傷者を出して1944年9月19日モスクワ休戦協定が結ばれた。いかなる戦争であっても人殺しである。映画の中で「相手は人間じゃない、敵だ」というセリフがあったが言葉の上で殺人を正当化しても、生身の人間を殺すことには耐えられないはずだ。

「アンノウン・ソルジャー」 2017年フィンランド 132分 監督:アク・ロウヒミエス 出演:エーロ・アホ、ヨハンネス・ホロバイネン、ジュシ・ヴァタネン、アク・ヒルヴィニエミ、ハンネス・スオミほか
「アンノウン・ソルジャー」公式サイト

by irkutsk | 2019-07-27 17:35 | 映画 | Comments(0)

「田園の守り人たち」を見に行きました(7月23日)

d0021786_5375118.jpg名演小劇場へ「田園の守り人たち」を見に行きました。

1915年、第一次世界大戦下のフランス。ミレーの絵画を思わせる美しい田園風景。2人の息子を西部戦線に送り出した農園の未亡人オルタンスは、やはり夫を戦場にとられている娘ソランジュとともに、冬を前に種まきに備えなければならない。オルタンスは若い働き手フランシーヌを雇い入れる。誠実な彼女は女主人の信頼を得て、家族同然に暮らし始める。女たちだけでなく、前線から一時休暇で帰ってくる次男ジョルジュもまた、慎ましやかなフランシーヌに惹かれてゆくが…。

戦争から一時帰ってくるジョルジュは家に帰っても戦場での戦闘の記憶に悩まされる。生身の人間を銃で撃ったり、ナイフで何度も突き刺して殺したり。

そんなジョルジュにとってフランシーヌと過ごす時間は心を癒してくれるものだった。そしてお互いに惹かれあうのだったが、戦場へ帰る日、馬車の上からフランシーヌが買い物に来たアメリカ兵にふざけられているのを見て、嫉妬し、彼女を追い出してくれと母親のオルタンスに言う。オルタンスはすぐに彼女を解雇する。

小さな娘と母親だけで竹炭を作っている次の農家へ行くが、そこでフランシーヌは妊娠していることを知る。理解ある雇い主で、彼女のもとで過ごすことができた。そして出産しオルタンスにもそのことを手紙で知らせたのだが何の連絡もない。

フランシーヌは子どもを教会へ洗礼に連れて行き、教会を出て馬車に乗って帰るところを丁度そこにいたオルタンスが見かけるのだが、声もかけられない。

戦争がみんなを不幸にしていく様子が、美しい自然と対照的に描かれていた。第一次世界大戦のあと、さらに悲惨な第二次世界大戦が行われ、そして今、また新たな戦争への動きがあるのを見ると、人間は全然進歩していないと思わせられる。

「田園の守り人たち」 2017年フランス・スイス 135分 監督グザヴィエ・ボーヴォワ 出演:ナタリー・バイ、ローラ・スメット、イリス・ブリー
「田園の守り人たち」公式サイト

by irkutsk | 2019-07-23 17:36 | 映画 | Comments(0)

「兄消える」を見に行きました(6月4日)

d0021786_22274248.jpg名演小劇場へ「兄消える」を見に行きました。

長野県上田市を舞台にしたストーリー。町工場を細々と続け、100歳で亡くなった父親の葬式を終えたばかりの76歳の真面目な独身、鉄男のもとに、40年前に家を飛び出した80歳の兄・金之助がワケあり風の若い女・樹里を連れて突然舞い戻ってきた。その日以来、奇妙な共同生活を始める3人。

やがて金之助の過去や樹里の素性が明らかとなる中、兄と弟それぞれの胸中に静かな確執とともに「故郷」や「家族」への思いが蘇っていく。

父の工場を継いで、結婚もせずコツコツと働いてきた鉄男。父が100歳で死に葬儀も終わったところへ兄の金之助が女を連れて帰ってくる。ひとり暮らしから3人暮らしになり、兄にどうして結婚しなかったんだと言われ、樹里がスマホで婚活サイトに登録。

樹里は信用金庫で働きながら、ホステスをしていたそうだ。夫は死んでしまい小学生の子どもは自分の実家に預けたままである。突然何者かに連れ去られ、兄もしばらくして姿を消した。

樹里が登録してくれた婚活サイトをみた女性から連絡があり、鉄男はスーツを着て出かける。出かける前に郵便受けに手紙が入っているのを見つけ長野へ向かう列車の中で読む。手紙は兄からでフィリピンの家族とともに暮らしている。医者に診てもらったら余命半年だと言われたから、新婚旅行を兼ねて会いに来ないかと書かれていた。

「兄消える」 2019年日本 監督:小美野昌史 出演:」柳澤慎一、高橋長英、土屋貴子、金内喜久夫、たかお鷹、原康義、坂口芳貞、新橋耐子、雪村いづみ、江守徹ほか
「兄消える」公式サイト


by irkutsk | 2019-06-04 17:21 | 映画 | Comments(0)

「リアム16歳、はじめての学校」を見に行きました(5月27日)

d0021786_20252377.jpgセンチュリーシネマへ「リアム16歳、はじめての学校」を見に行きました。

シングルマザーのクレアと仲良く暮らしてきた16歳のリアム。有名大学に入ってホーキング博士のような天文学者になることを夢見るリアムは、小さい頃から学校には行かず、毎日クレアから英才教育を受けていた。勉強が終わると自宅の壁を相手に一人でサッカー、一緒に遊ぶ友だちはいない。クレアが唯一の親友なのだ。でも最近、リアムは友達がいないことに寂しさを感じるようになっていた。ある日、高卒認定試験を受けるためにはじめて足を踏み入れた公立高校で、リアムは人生で初めて恋に落ちる。一目ぼれした義足の美少女アナスタシアに近づくためわざと試験に落ち、リアムは高校に通学することを決意するが…。

高校ではマリア・サンチェスがいなくなったのでその席に座るようにと言われ、彼のことを先生も含めてみんなはマリアと呼ぶようになった。そしてマリア・サンチェスは死んだといううわさが流れた。だが彼女は死んではおらず、学校へ戻ってきた。

アナスタシアとの恋は実らなかったが、彼女と友だちになることはできた。そしてキスもできた。彼は二度目の高卒認定試験に軽々と合格し、大学に入った。

公立高校の校長先生はリアムの母親クレアに一目惚れ。何度もアタックするが断られていたが、リアムが大学に入り、二人の仲は急接近。そしてリアムも大学での初めての授業で先生が出席をとっていると「マリア・サンチェス」と言うので、思わず「はい」と返事しようとするが、そこに本物のマリア・サンチェスが現れ、彼の隣の席に座るというところで映画は終わる。

「リアム16歳、はじめての学校」 2017年カナダ 86分 監督:カイル・ライドアウト 出演:ジュディ・グリア、ダニエル・ドエニー、シオバーン・ウィリアムズ、アンドリュー・マックニー、ラッセル・ピーターズほか

「リアム16歳、はじめての学校」公式サイト



by irkutsk | 2019-05-27 16:21 | 映画 | Comments(0)

「轢き逃げ 最高の最悪な日」を見に行きました(5月26日)

d0021786_17275178.jpgミッドランドスクエアシネマへ「轢き逃げ 最高の最悪な日」を見に行きました。「相棒」シリーズでおなじみの俳優・水谷豊の長編映画監督第2作。

映画は一人の青年が走っている姿をドローンで上空から撮影しているシーンから始まる。彼はこの映画の主人公・宗方秀一の大学時代からの親友で同じ会社・城島建設に勤める親友の森田輝。3日後に行われる秀一の結婚式の打ち合わせに行くのだったが、秀一との約束の時間に30分も遅れる。秀一の運転する青いジープタイプの車で秀一の花嫁になる副社長の娘・早苗との待ち合わせ場所である結婚式場へ急ぐ。しかし道路は渋滞でさらに遅れそう。輝は脇道を行こうと提案する。そして狭い道をかなりのスピードで走り抜け、坂の途中にある喫茶店「スマイル」の前で一人の女性をはねてしまう。にもかかわらず秀一はすぐに車から降りて被害者救助をすることもなく運転席に座ったまま。助手席の輝も同様。輝は周りを見回し、誰も見ていないと言って逃げることを勧める。秀一はいったんバックして轢いた女性のそばを走り抜けて結婚式の打ち合わせに行く。輝は秀一と早苗の結婚式の司会をやることになっていたのだ。

二人はニュースで轢いた女性が亡くなったことをテレビのニュースで知る。そしておびえる二人のもとに動物の目を紙に貼った手紙が届く。2日後結婚式は無事に終わり、翌日早苗と秀一は映画館で映画を見ていたが気分が悪くなり出てきたところを刑事2人に同行を求められる。防犯カメラの映像から秀一が轢き逃げをしたのが判明したのだった。

映画はここから轢き逃げされた女性の家族が描かれる。両親(水谷豊・檀ふみ)と3人暮らしの望は美術館に勤めていて、ダンス教室に通う普通の女性だった。父親は娘の死についていろいろと調べていき、秀一の親友・輝に行き当たる。望が死んだ当日、望は合コンで知り合った輝と、以前に二人で行ったことがある喫茶店で待ち合わせをしていたのだった。ところがその喫茶店「スマイル」は休みで、道路に出てきたところを秀一の車に轢かれたのだった。

単なる轢き逃げ事件の映画かと思っていたら、秀一に対する輝の嫉妬があり、それが轢き逃げ事件を引き起こさせたという設定だった。映画としてはちょっと無理がある設定が多かった。

手蔦葵の歌う主題歌「こころをこめて」はいい曲でした。

「轢き逃げ 最高の最悪な日」 2019年日本 127分 監督:水谷豊 出演:中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、水谷豊
「轢き逃げ 最高の最悪な日」公式サイト

by irkutsk | 2019-05-26 11:26 | 映画 | Comments(0)

「ブラック・クランズマン」を見に行きました(5月6日)

d0021786_21121621.jpg新しくなった伏見ミリオン座へ「ブラック・クランズマン」を見に行きました。

黒人刑事が白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を、「マルコムX」のスパイク・リー監督が映画化。1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース。署内の白人刑事たちから冷遇されながらも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていたKKKのメンバー募集に勢いで電話をかけ、黒人差別発言を繰り返して入団の面接にまで漕ぎ着けてしまう。しかし黒人であるロンはKKKと対面できないため、同僚の白人刑事フリップに協力してもらうことに。電話はロン、対面はフリップが担当して2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めていくが……。

現在も黒人や、ユダヤ人、中国人、中南米人に対する差別、排斥運動が組織的に行われているアメリカの現状を見ることができた。映画の最後に「アメリカファースト」を叫ぶトランプ大統領が現れ、続いて「KKK」のメンバーがそろって「アメリカファースト」を叫ぶ。トランプを「KKK」と重ね合わせて、白人至上主義者と言っているようだった。

「ブラック・クランズマン」 2018年アメリカ 135分 監督:スパイク・リー 出演:ジョン・デビッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリア、トファー・グレイス、ヤスペル・ベーコネン
「ブラック・クランズマン」公式サイト

by irkutsk | 2019-05-06 17:10 | 映画 | Comments(0)

「12か月の未来図」を見に行きました(4月26日)

d0021786_21182357.jpg名演小劇場へ「12か月の未来図」を見に行きました。

フランスが誇る名門アンリ4世高校の教師フランソワはある日突然、パリ郊外の教育困難中学校に送り込まれる。いわゆる”生粋のフランス人“を相手にしてきたフランソワにとって、移民など様々なルーツを持つ生徒たちの名前を読み上げるのも一苦労。カルチャーショックに打ちのめされながらも、ベテラン教師の意地で問題児たちと格闘していく。そんな中、お調子者のセドゥが遠足で訪れたベルサイユ宮殿でトラブルを起こし退学処分になってしまう。フランソワはこれまで感じたことのなかった使命感から、彼らの未来を守るための戦いに挑む。

自分たちはダメなんだと最初からあきらめている子どもたちに学ぶ楽しさを教え、生きることに前向きになることを教えるフランソワの努力がすばらしい。問題児は退学させればいいという教師たちの考えにも抵抗する。

フランスも移民で多くの外国人を受け入れているが、彼らはずっと社会の底辺に埋もれている。

「12か月の未来図」 2017年フランス 107分 監督:オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル 出演:ドゥニ・ボダリデス、レア・ドリュッケールほか
「12か月の未来図」公式サイト

by irkutsk | 2019-04-26 16:55 | 映画 | Comments(0)

「ソローキンの見た桜」を見に行きました(3月28日)

d0021786_5551236.jpgミッドランドスクエアシネマへ「ソローキンの見た桜」を見に行きました。

日露戦争の際、多くのロシア人捕虜が日本各地の収容所に送られてきた。当時日本はハーグ条約を批准したばかりであり、一等国になるためにハーグ条約を遵守していた。おかげで捕虜たちの待遇はよく、強制労働させられることもなく、許可を得れば外出もできた。
そんな状況の中、初めてできた松山捕虜収容所(といってもお寺を借りて収容所として使っていた)での若いロシア兵士官ソローキンと、英語教師をしていて、看護婦としてロシア兵の面倒を見ていた“ゆい”との間に芽生えた愛の物語である。

2018年、テレビディレクターの桜子は先輩・倉田の指示で地元の中学生が定期的に清掃している取材に行く。そして倉田に「ソローキンという一人のロシア兵の墓がない。どうして彼だけ墓がないのか、それを調べたい」と言われ、ロシアへ同行することに。

そして明らかになったのは、桜子の祖母の祖母“ゆい”はソローキンとの間に子どもを作っていた。つまり桜子はソローキンの子孫だったのだ。ソローキンは当時のロシアで帝政を覆さんとする革命派将校で、わざと捕虜になり、日本政府へ支援を求めるためにやって来たのだった。彼は愛する“ゆい”を連れて帰ろうとしたが、当時の日本では親の決めた相手としか結婚できず、“ゆい”の実家のローソク屋は電気に押され、弟は日露戦争で死に、兄は片足をなくしていた。そんな状況下で、銀行員との縁談を父も母も兄も待ち望んでいた。

井上雅貴監督は日本人によるロシア映画「レミニセンティア」を撮った監督で、この作品はよくわからない映画という印象だったが、今回の「ソローキンの見た桜」はしっかりとしたストーリーでよくわかる映画だった。ただ場面が切り替わるときに、前のシーンで流れていた音楽が、いきなりブツッと切れる箇所が2,3あり、それが気になったが、映画全体としては非常に素晴らしい出来だった。

「ソローキンの見た桜」 2019年日本 111分 監督:井上雅貴 出演:阿部純子、ロデオン・ガリュチェンコ、山本陽子、アレクサンドル・ドモガロフ、六平直政、海老瀬はな、井上奈々、イッセー尾形ほか
「ソローキンの見た桜」公式サイト

by irkutsk | 2019-03-28 11:53 | 映画 | Comments(0)
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