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「私でもこんなに間違える中国成長株選び」を読みました(10月28日)

d0021786_1244581.jpgこの本は邱永漢さんのインターネットコラム「もしもしQさんQさんよ」をまとめて単行本として発行された本です。2007年7月19日から2007年10月31日分の記事を掲載したものです。インターネットで同じものを読むことができます。

このコラムは株のことだけではなく日本の政治や経済の話もあり、とても興味深く読んでいます。今回の本では戦後日本の経済が僅か30年で世界に注目される経済大国になったのは日本人のチームワークのよさが大きくものを言っているし、先頭を走っていたお役人さんたちの頭の良さと生真面目さによるものだと邱永漢さんは言っています。そしてそのお役人が次のステップで議員の大半を占領しても不思議ではない。しかしそれが世襲制に変わったところから、日本の足踏みと後ずさりが始まったと言って、世襲政治家を批判しています。

また日本はアメリカとの関係を新しく調整する時期になっている。今までアジアに位置していたのに「アジアの蚊帳の外」にいた日本だが、うっかりすると追い抜かれるだけでなく、仲間はずれにされる心配も出てきたと述べています。ヨーロッパはユーロ圏という別天地を築く方向に動いており、中国は日本を追い越して一大消費国にのし上がろうとしている。そうなるとニューヨーク市場の影響を一番受けるのは日本だけで、アメリカと命運をともにすることになる。そしてアメリカに無理難題を持ち込まれるのは日本だけになると指摘しています。

アメリカが人民元の切り上げを中国に要求していますが、その態度は日本にさまざまな要求を突きつけてくるのとは全く違いますね。中国は「手持ちのドルを売るぞ」と反論できるからでしょう。同じくらい米国債を保有している日本がアメリカの言いなりになっている姿は国民として情けないですね。

そして80歳を過ぎても元気な邱永漢さんですが、「年を取ると、未来に背を向けて後ずさりしながら過去を語る人が多くなります。いつも未来がどうなるかに興味を持っているので若い人たちに囲まれて生活しています。」とのこと。過去を語るのではなく、未来への興味を失わないようにしたいものです。

「私でもこんなに間違える中国成長株選び」  邱永漢著  グラフ社発行
                      2010年10月5日   1300円+税
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by irkutsk | 2010-10-28 12:46 | | Comments(0)

12月23日から4日間韓国ソウルへ行きます(10月28日)

12月23日から26日まで4日間、韓国ソウルへ夫婦で行くことにしました。昨年12月の釜山旅行で韓国個人旅行にも慣れたので、今回もツアーでなく個人旅行です。インターネットで格安航空券と旅館を探して予約しました。飛行機は格安航空会社の済州航空のチケットが取れました。中部空港13:10発、ソウル金浦空港15:10着です。帰りはソウル金浦空港10:30発、中部空港12:20着です。仁川ではなく金浦空港なので、旅館まで地下鉄1本で行けます。値段は空港使用料、税金、手数料等を合わせて一人30,970でした。めちゃくちゃ安いという値段ではありません。
旅館はインサドンの近くのセファ荘旅館に3泊します。韓国の旅館は部屋単位の料金でツインのベッドルームを予約しました。23日、25日は2,647円、24日はクリスマスということで高く、5,294円です。でも3泊で10,588円なので超格安です。この旅館は楽天とラベルから予約できました。
24日は世界遺産のある水原(スウォン)へ行き、夜はナンタの公演を見る予定です。ナンタの公演も日本からインターネットで予約できました。一人3800円くらいでした。
25日はソウル市内観光の予定です。出発まであと2か月足らず、何を見るか、何を食べるか計画を練るのが楽しみです。
d0021786_12472665.jpg

                       (写真はセファ荘旅館)
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by irkutsk | 2010-10-28 12:42 | 旅行 | Comments(0)

「中国投資はジェットコースターに乗って」を読みました(10月26日)

d0021786_21433220.jpgこの本は邱永漢さんのインターネットコラム「もしもしQさんQさんよ」をまとめて単行本として発行された本です。2007年4月5日から2007年7月18日分の記事を掲載したものです。インターネットで同じものを読むことができますが、パソコンで読むのはやはり目が疲れます。紙に印刷されたものの方がずっと読みやすいですね。

貿易黒字で中国に外貨がどんどん貯まっていき、その外貨を企業が人民銀行に持ち込み元に両替すると、元が市中にあふれることとなります。いわゆる過剰流動性が高くなり、株や不動産に対する投機が盛んになり、その価格がどんどん上昇しいわゆるバブル状態になります。日本でも同じことが1980年代にありました。中国は日本で起こったことをよく見ていますから、そうならないように人民元の切り上げや金利の引き上げなどをうまくコントロールしながらおこなうでしょう。

邱永漢さんは「株価は十倍、人民元は1ドルが4元」になると言っています。邱永漢さんは成長株を買い、それに賭ければ少なくとも後10年ぐらいはかなりのチャンスに恵まれるといっています。成長株とは「景気、不景気の高波の中にあっても業績が年々良くなり、利益が年々増大する企業の株です」と言っています。

そして株の買い方を次のように教えています。「株は高くなった株のあとを追うような買い方でなくて、安いうちに買うか、中だるみになったときに手に入れて、後はじっとガマンを続ければよいのです。」そして、高値になってもガマンするのがガマン料と言っています。
「元金だけ売って、あとただになった分は蔵の中にしまい込んで忘れることです」と。

また、上がる株は残して、上がらない株は損切りして売るのが正しいとも言っています、

そして世界の経済状況について次のように言っています。
「いまや世界を動き回るお金が、新しい方向を求めて動きを変えようとしています。そもそもの始まりは自分で物を作っても世界で競争できなくなったアメリカが他の国に生産を任せ、その支払いに物の代わりにドルを印刷して渡す安易な方法に頼るようになったことです。ドルを受け取った側が物々交換を迫ったら、アメリカはたちまち行き詰まってドルそのものの値打ちが大暴落するでしょうが、アメリカは相手にそのお金を出資させて国債を買わせたり、ファンドに出資させたりして、稼いだお金の鞘抜きして小康を保っています。そんなことがいつまでも続くようなら、世界の国々がアメリカの真似をすればいいことになりますが、どう見ても危なっかしい綱渡りですから、世界中が固唾を飲んで見守っています。それでもゲームが終わらないのは、アメリカがこけると、その背中に乗った小亀たちはもっとひどい目にあうからです。」

そして最後に「株価がジェットコースターのような激しい動きをするのでスリルはありますが、中国経済を動かすシステムが故障する可能性は低いので、振り落とされる心配はありません。」と述べています。

「中国投資はジェットコースターに乗って」 邱永漢著  グラフ社  2010年9月5日発行  1300円+税
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by irkutsk | 2010-10-26 21:43 | | Comments(0)

桜の落ち葉が黄色から赤に変わりました(10月26日)

10月2日に黄色くなった桜の葉を紹介しましたが、今日は冷たい風が強く吹き、冬将軍がやってきたような一日でした。いつもの桜並木を歩いていると、赤く色づいた落ち葉が増えていました。木にはまだ緑の葉がたくさんついていますが、落ち葉は日に日に増えて、並木道の前のうちの人が毎日落ち葉掃きをしています。
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by irkutsk | 2010-10-26 20:29 | 感動したこと | Comments(0)

「桜田門外の変」を見てきました(10月25日)

d0021786_1642119.jpg名古屋ピカデリー劇場に「桜田門外の変」を見に行きました。

1860年3月3日季節はずれの雪が降りしきる中、水戸藩を脱藩した者および2名の薩摩藩士は登城する井伊直弼の籠の列を襲い、大老井伊直弼を暗殺する。

映画は1853年にペリーが浦賀に来航し、開国と通商を要求し、その要求をめぐって幕府内に対立が生まれるというところまで遡ってていねいに時代背景を描いている。大老井伊直弼や老中間部詮勝らは勅許を得ずに日米修好通商条約に調印し、まだ幼少の徳川家茂を将軍継嗣に決定した。これに反対する攘夷派や一ツ橋派の大名・公卿・志士ら100人以上が捕らえられ処分されたのが安政の大獄と呼ばれる弾圧である。

これらが背景になり、水戸藩士と薩摩藩士の有志が桜田門外で井伊直弼を討ち、京都へと向かった。井伊直弼を暗殺した後、京都で薩摩藩が挙兵し、京都を制圧し朝廷を幕府から守るという計画だった。しかし薩摩藩内で慎重論が持ち上がり計画は瓦解した。

桜田門外の変の指揮者関鉄之助ははるばる薩摩藩まで直談判に向かうが、薩摩藩への関所はすべて閉じられていた。やむを得ずふるさとへ戻るが、桜田門外の襲撃に参加した者たちの悲惨な最期を聞き、また妾「いの」も拷問のうえ殺されたという話を聞き「我らは井伊直弼の首一つを奪うためにどれだけ多くの命を道連れにしたのでしょうか」と鉄之助はつぶやく。

江戸時代から明治へと変わる激動の時代の幕開けがこんな形で始まったのかと、改めてその犠牲の大きさに心を痛めるとともに、彼らが8年後の明治維新を知らずに、自分たちの行なったことが無駄だったと思って死んでいったのは悔しかったことであろう。

わずか150年前の日本で起こったこの事件を見ながら、今また日本が大きな転機に差しかかっているように思われた。

2010年 日本  137分 監督 佐藤純彌
出演 大沢たか夫 長谷川京子 柄本明 加藤清史郎 
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by irkutsk | 2010-10-25 16:42 | 映画 | Comments(0)

国際チャートから株主優待の米が届きました(10月23日)

d0021786_22311724.jpg今年9月に株主優待目的で買った国際チャートから魚沼産コシヒカリ2.5kgが送ってきました。権利確定日(9月27日)に364円で500株買ったものです。500株以上で2.5kg、1000株以上で5kgの魚沼産コシヒカリがもらえます。
国際チャート株式会社は横川電機グループ企業で、記録計用の消耗品やラベル用品を作っている会社です。昨年度の純利益は6200万円でしたが、今年度は第一四半期で4000万円の純利益を上げ業績は回復基調にあります。配当金も中間5円、期末5円、年間10円あります。
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by irkutsk | 2010-10-23 22:31 | | Comments(0)

「あなたは常識に洗脳されている」を読みました(10月21日)

d0021786_117276.jpg脳機能学者苫米地英人さんの本です。常識といわれていることの多くが実はマスメディアや政府によって洗脳されているのだということをたくさんの事例を挙げて説明しています。

例えば少子化の問題です。少子化は問題で、子どもを増やすための方策を取らなければならないと言われて、国民もそうだなと思わされている。しかし彼は次のように言っています。「人口は少ないほうがいいに決まっています。地球上には、現在68億人が住んでいます。そのため、自然が破壊されるような環境問題、食料が足りないという問題、石油が足りないというエネルギー問題など、大きな問題が起こっているのです。」

少子化が問題だと言っている人たちはGDP(国内総生産)が減る、年金を支える人が減るという二つの理由を挙げています。しかし、GDPは中国の例を見ればわかるように人口が多ければGDPは大きくなるのです。国単位でなく地球単位で見れば少子化は問題でも何でもありません。年金の問題は集めたお金の運用の仕方に失敗したという財政問題であって、人口問題ではないはずだと言っています。

またわたしたちを洗脳するものとして、親や学校の教育、テレビ、新聞などのメディアがその最たるものだと指摘しています。「テレビを見ているときあなたは思考していますか?」「なぜ、どうしてと疑問をもって、テレビを見ていますか?」と問いかけています。テレビを見ているとき思考がゼロになってしまっているのです。思考がゼロになると「入ってくる情報に対して、疑った思考ができないので、すべての情報が正しいと勘違いしてしまいます。」

「「常識」という名の洗脳が恐ろしいのは、わたしたちの脳の仕組みに原因があります。人間の脳にはスコトーマ(盲点)があります。世の中すべてのことを見ているのではなく、自分にとって重要度の高いものしか目に見えないようにできているのです。」

そしてこのスコトーマの原理は常識についても言え、あなたが常識だと思っているものしか目に入ってこないように、脳はできているのです。だから少子化が問題だということも疑ってみることもできないのです。」

ではどうすれば常識を疑う脳を鍛えることができるのか。「常に「なぜ?」「どうして?」という視点で、世の中を見ることです。」と言っています。

この本の中でたくさんの常識だと思われていることについて、一つずつわかりやすく解説してくれています。その内容は「携帯電話は素晴らしい→誰も言わない携帯電話の影響」「学校教育は子どものために必要だ→学校教育は奴隷を作るシステムだ」「新聞やテレビジャーナリズムは大切だ→独自のスクープをとれないメディアはいらない」「環境問題は二酸化炭素の増加だ→本当に深刻な問題は、酸素不足」「紫外線による命の危険性はない→紫外線で地球上の生物が滅びる」「運動は健康にいい→運動すると、寿命が短くなり、飢餓人口も増える」「有機野菜は体にいい→勇気野菜の「危険」を知る」「日本はデフレが問題だ→国民はデフレになるほうが嬉しい」「日本は独立国である→国際法上、日本は独立国ではない」です。

同意できない点もいくつかありますが、なかなかユニークな視点で世の中の出来事をとらえ、従順に従う羊の群れに「それでいいのか」と問いかける本です。

「あなたは常識に洗脳されている」 苫米地英人(とまべちひでと)著
大和書房発行  2010年9月5日発行  1300円+税
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by irkutsk | 2010-10-21 11:06 | | Comments(0)

DCMホールディングの株主優待が届きました(10月20日)

d0021786_17464376.jpgDCMホールディングから株主優待のじゃがいも10kgが送ってきました。5月29日に案内が来て4つの品物の中から選ぶようになっていたものです。じゃがいもはメークイン、男爵、北あかりの3種類でそれぞれに適した食べ方も書かれており、しばらくじゃがいも料理を作ってみます。

ここの株は昨年12月に523円で100株買いましたが、今日は400円まで下がっています。
100株で株主優待をもらえるのでとってもお得な株です。今この株を100株買えば4万円で、2月末権利確定でじゃがいも10kg、ウィンナーセット、五色そうめん、自社ブランド商品(日用品)の中から一つ選んでもらえます。

この会社の財務状況は2010年8月の第二四半期では53億円の利益を出しており、 15円の配当も出しているので、株主優待がなくなる心配はなさそうです。
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by irkutsk | 2010-10-20 17:46 | | Comments(0)

「川の底からこんにちは」を見ました(10月20日)

d0021786_17214533.jpg今池キノシタホールに「川の底からこんにちは」を見に行きました。
上京して5年、仕事も5つ目、彼氏も5人目。「しょうがない」が口癖のだらだらと人生を送っている派遣社員佐和子。ある日故郷の叔父から父親が倒れて入院したという連絡を受ける。その時彼女は派遣先のおもちゃ会社の課長新井と付き合っていた。新井は妻に逃げられ4歳の加代子との二人暮らし。そしてなぜか趣味が編み物。棒針で佐和子におそろいのセーターを編んでいる。

父の入院の連絡を受け、会社を辞めて5年ぶりに我が家へ帰る。なぜか売れなかったおもちゃの責任を取らされ会社を辞めた新井課長が娘の加代子を連れて一緒に帰ってくる。駅に迎えに来た叔父はびっくり。

実家のシジミ工場は売上がどんどん減っていて、倒産寸前の状態。佐和子は父の代わりにシジミ工場で働くことにした。そこにはおばさん軍団が待ち受けており、なかなか佐和子を受け入れてくれず、5年前に駆け落ちして帰ってきた娘と陰口を叩く。そんなおばさんたちの中に一人佐和子の高校の同級生友美がいた。友美は高校のテニス部の先輩を佐和子に取られ佐和子が駆け落ちしたことを恨んでいて、今度は佐和子について帰ってきた健一を誘惑して健一と二人で東京へ行く。

佐和子は健一が残していった加代子を保育園に入れ、倒産しそうなシジミ工場を何とか再建させようと叔父に100万円の借金を申し込む。そしてそれを元に販売促進の手を打ち、シジミの売上は2倍近くになる。やがて父は肝硬変で亡くなるのだが、健一も友美のもとから帰ってくるし、工場のおばさんたちもやる気を出して彼女を守り立ててくれる。

非常に喜劇タッチで描かれた映画だが、今の若者、働く人たちの閉塞感が実に見事に描かれている映画だ。失敗を重ね、無能だといわれ、自分でもそうだと思い込んでいる人間も、居直れば強くなれる。そんなメッセージを感じました。

確かに今の日本は閉塞状況ですが、大事なのは人と人とのつながりや、毎日を楽しく生きる人生のコツ。お金や地位がその人の価値を決めるという昔の考えを捨てて、楽しく思いやりのある人生を送ることが幸せなんだと気づかされる映画でした。

2009年 日本 112分 監督 石井裕也  主演 満島ひかり
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by irkutsk | 2010-10-20 17:20 | 映画 | Comments(0)

「冬の小鳥」を見てきました(10月18日)

d0021786_15274770.jpg名演小劇場へ「冬の小鳥」を見に行きました。1975年韓国ソウル近郊のキリスト教系の孤児院の話です。父親に新しい服を買ってもらい、一緒に焼肉を食べ、きれいな服を着せてもらって着いたところは孤児院でした。9歳の少女ジニはお父さんが迎えに来てくれると信じて疑いません。自分は孤児じゃないと最初はなかなか環境になじもうとしません。

やがて仲良くなった11歳の少女ズッキ。彼女は外国人に養子としてもらわれるために、英語を勉強したり、いい子ぶったりします。ずっと年上のイェシンも孤児でここにいるのですが、足が悪いのでなかなか養子にもらわれません。そんな彼女がひそかに心を寄せるのは孤児院に出入りする若者でした。そんな時彼女にも養子の話が持ち上がりましたが、彼女は彼と会えなくなるので、家政婦としてこき使われるからと断ります。そして思い切って彼にラブレターを渡すのですが、返事は彼女を絶望の淵に追い込むものでした。彼女は無断で孤児院を抜け出し、夜遅く帰って来て、その夜自殺しようとしました。幸い一命は取りとめましたが、その後彼女は韓国人に養子にもらわれていきました。

そんなある日、ジニとズッキは屋根の上で死にかけていた小鳥を見つけこっそりと飼うことにしました。でもしばらくするうちに小鳥は死んでしまい、庭に穴を掘って埋めてやりました。

キリスト教系の孤児院ということもあり欧米からの養子申し出が多く、仲の良かったズッキもアメリカ人にもらわれていってしまいました。ジニは院長にお父さんに会って迎えに来てほしいと伝えてくれといいます。ジニが前に住んでいた住所を聞いて院長は出かけますが、そこにはもう他の人が住んでいて、ジニのお父さんがどこへ引っ越したかはわからないと言われます。ジニは自分がすべてから見放されたと思い、穴を掘って自分自身を小鳥を埋めたときのように、埋めるのでした。

やがてジニも養子にもらわれていくのですが、飛行機のシートに顔をつけて眠っている彼女はかつて父親の自転車の後ろに乗せられ、父親の服に顔を押し付けていたあの頃のことをなつかしく思い浮かべるのでした。

自分の置かれている環境をなかなか受け入れられない、少女の気持ちが実にリアルに描かれていました。決して暗い映画ではなく、孤児同士の友情や孤児たちを取り巻く大人たちの優しさが描かれたいい映画でした。
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by irkutsk | 2010-10-18 15:15 | 映画 | Comments(0)